「マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展」 東京都美術館
上野
chariot

上野の東京都美術館では、「モネ展」が開かれています。
会期は12月13日(日)までです。

モネ001


クロード・モネ(1840-1926)のコレクションで知られる、パリのマルモッタン・モネ美術館の
所蔵する作品、約90点を展示する展覧会です。

副題が『「印象、日の出」から「睡蓮」まで』となっていて、モネが1874年の第1回印象派展に
出品し、印象派という名前の元になった、「印象、日の出」も展示されています。
展示期間は10月18日(日)までです。

マルモッタン・モネ美術館は、モネの早くからの後援者だった、医師のジョルジュ・ド・ベリオの
「印象、日の出」を含むコレクションや、モネの次男のミシェル・モネの所蔵するモネの作品の
寄贈を受けています。


「劇作家フランソワ・ニコライ、通称クレルヴィル」 1858年
モネ004

モネは10代の頃、ル・アーヴルで人物の戯画を描いていました。
この頃の戯画が何点か展示されていますが、どれもとても巧みで、風刺画家としても
やって行けたのではないかと思います。
モネはル・アーヴルに居たウジェーヌ=ルイ・ブーダンから屋外で絵を描くことを勧められ、
やがて印象派の画家となる道を進むことになります。

ピエール・オーギュスト・ルノワール 「新聞を読むクロード・モネ」 1873年
モネ002

ルノワールはモネと親しく、モネと家族を何点か描いています。
アルジャントゥイユのモネの家で描いた作品で、パイプの煙も描き込まれています。

ルノワールがモネの最初の妻、カミーユと長男のジャンを描いた、「モネ夫人とその息子」が
2011に国立新美術館で開かれた「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」と、2015年に
三菱一号館美術館で開かれた、「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」に展示されていました。

国立新美術館の「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」の記事です。

三菱一号館美術館の「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」の記事です。


「ポンポン付きの帽子をかぶったミシェル・モネの肖像」 1880年
モネ006

次男のミシェルの肖像で、人物画をあまり描かないモネですが、家族の肖像は描いています。

モネが自分の子どもたちを描いた作品は、2014年に森アーツセンターギャラリーで開かれた、
「こども展 名画にみるこどもと画家の絆」にも展示されていました。 

「こども展 名画にみるこどもと画家の絆」の記事です。

「トゥルーヴィルの海辺にて」 1870年
モネ010

トゥルーヴィルはノルマンディーを代表する保養地で、1863年にパリと結ぶ鉄道が開通すると、
多くの観光客がノルマンディーを訪れるようになり、画家たちの絵の題材にもなりました。
ブーダンもその観光客がすぐ買ってくれるような海辺の風景をよく描いています。
モネは都会の人たちが海辺に集う様子を描き出しています。

ブーダンがトゥルーヴィルの海辺を描いた作品は、2014年に東郷青児記念
損保ジャパン日本興亜美術館で開かれた、「印象派のふるさと ノルマンディー」展
などにも展示されていました。

「印象派のふるさと ノルマンディー」展の記事です。

「印象、日の出」 1872年
チラシに載っている作品で、東京では21年振りの公開です。
ル・アーヴルの港を描いており、批評家から、下描きのようなもので印象を描いただけと
悪評を書かれたことから、「印象派」という名前が生まれています。

「ヨーロッパ橋、サン=ラザール駅」 1877年
モネ003

10月20日からの展示です。
サン=ラザール駅はモネをはじめ、印象派の画家たちがよく題材にしています。
モネが同じ題材を描いた、「サン=ラザール駅」(1877年)は2014年に国立新美術館で
開かれた、「オルセー美術館展」に展示されていました。

「オルセー美術館展」の記事です。

「オランダのチューリップ畑」 1886年
モネ005

オランダに招かれた時に制作した作品で、風景の中心に風車があります。

「睡蓮」 1903年
モネ009

モネは1883年にジヴェルニーに移り、川の水を庭に引いて日本庭園を作り、
やがて睡蓮の連作に取組んでいます。

「睡蓮」 1917-19年
モネ008


モネは晩年、白内障を患い、作品も筆遣いが粗くなってきます。
横3mの大きな作品で、視力が落ちても衰えない、描こうとするエネルギーにあふれています。

「バラの小道、ジヴェルニー」 1920-22年
モネ007

最晩年の作品で、小道が続いているのが何とか分かりますが、ほとんど抽象画に
近くなっています。
色の重なりには迫力があります。

このバラの小道は、モネの2人目の妻、アリス・オシュデの連れ子で、後にモネの長男の
ジャンと結婚した、ブランシュ・オシュデ=モネも描いています。
ブランシュの描いたバラの小道は、2010年にBunkamuraザ・ミュージアムで開かれた、
「モネとジヴェルニーの画家たち」展にも展示されていました。

「モネとジヴェルニーの画家たち」展の記事です。
 
ブランシュ・オシュデ=モネの作品はこの展覧会でも2点、展示されています。
ブランシュはジャンの早世した後は、モネの亡くなるまでその世話をしています。


私は初日の9月19日(土)の開館時間とほぼ同時に入りましたが、来館者はとても多く、
入場は順番待ちでした。

展覧会のHPです。

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【2015/09/22 19:23】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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