「アルフレッド・シスレー展―印象派、空と水辺の風景画家―」 練馬区立美術館
中村橋
chariot

練馬区立美術館では開館30周年記念、「アルフレッド・シスレー展―印象派、
空と水辺の風景画家―」が開かれます。
会期は11月15日(日)までです。

シスレー001


広い空の水辺の風景を描いた印象派の画家、アルフレッド・シスレー(1839-1899)の
作品の展覧会です。
国内に所蔵されている作品約20点を中心にしていて、会期中は講演会や
ワークショップなどいろいろなイベントが催されています。

10月30日(金)はシスレーの誕生日で、当日に観覧券を購入した人先着200名に
記念品プレゼントがあります。
また、当日は記念コンサート(10月16日までの事前申込制)もあります。


アルフレッド・シスレーはパリ生まれのイギリス人で、モネやルノワールらと親交を結び、
戸外で描く印象派の画家となっています。
そして、セーヌ川やその支流沿いの各地に住み、水辺の風景を描いています。
父は裕福な貿易商でしたが、普仏戦争のため破産し、以後、シスレーは作品が
あまり売れないこともあって、困窮生活を送っています。

「マントからジョワジ=ル=ロワへの道」 1872年 
 吉野石膏美術振興財団(山形美術館に寄託)

陶014

マントもジョワジ=ル=ロワもセーヌ川沿いの町です。
ちょうど2輪馬車がやって来るところです。
晴々とした景色で、右側の木には花が咲き、地面にも散っています。
シスレーの作品は地平線が低い位置にあるのが特徴です。

「牧草地の牛、ルーヴシエンヌ」 1874年 東京富士美術館
シスレー004

ルーヴシエンヌはパリの西のセーヌ川沿いにあります。
木々の緑が鮮やかで、牛がのんびり草を食んでいます。
1874年の第1回印象派展に出展された作品ともいわれています。

「サン=マメス六月の朝」 1884年 石橋財団ブリヂストン美術館
ブリ002

現在は改築のため閉館中のブリヂストン美術館に展示されていて、なじみの深い絵です。
サン=マメスはロワン川のセーヌ川との合流点にあります。
ロワン川には小舟が浮かび、川沿いの道を歩く人の中には親子連れも見えます。
日影と日向の対比も強調されています。

「サン・マメスのロワン河畔の風景」 1881年 鹿児島市立美術館
シスレー005

空や雲にも紅色が入って、活き活きとした画面です。
川辺には人が1人居て、川面を見ています。

「葦の川辺―夕日」 1890年 茨城県近代美術館
シスレー003

空の色を映して青々とした水面に生えた葦が風に揺れています。

「ロワン河畔、朝」 1891年 ポーラ美術館
シスレー002

淡い色調でまとめられ、ポプラの木々が水面に映っています。

他にも、冬空、洪水などいろいろな情景の作品も展示されています。
モネやルノワールが画風を変えていったのとは違い、シスレーは描き方に
あまり大きな変化は無く、堅実に同じ画風を守り続けていたことが分かります。


会場には、シスレーに関係する地を訪れた鈴木良三、中村研一、正宗得三郎など
日本人の画家の作品も併せて展示されています。

また、シスレーのよく描いたセーヌ川についての資料や、同じく首都を流れる
荒川についての資料も展示されています。

展覧会のHPです。


次回の展覧会は、「浜田浄の軌跡―重ねる、削る絵画―」です。
会期は11月21日(土)から2016年2月7日(日)までです。

浜田001

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【2015/10/09 20:09】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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