「プラド美術館展」ブロガー・特別内覧会 三菱一号館美術館
東京
chariot

丸の内の三菱一号館美術館で11月11日に開かれた、青い日記帳×「プラド美術館展」
ブロガー・特別内覧会に行ってきました。
展覧会の会期は2016年1月31日(日)までです。

プラド001


「弐代目・青い日記帳」主催のTakさん(中)がモデレーターで、
ムリーリョの「ロザリオの聖母」の前で高橋明也館長(右)の
挨拶があり、安井裕雄学芸員(左)の解説を伺いました。

プIMG_0283


今回の展示はキャビネットペインティングと呼ばれる、小部屋に飾る小品が中心で、
工房で弟子を使って描く大作と違って、画家自身が自分の好む題材を選び、
すべて自分で描き上げる、濃密な作品が揃っているとのことです。

左 ハンス・メムリンク 「聖母子と二人の天使」 1480-90年
右 偽ブレス(ブレシウス) 「東方三博士の礼拝」 1515 年頃

プIMG_0290

北方絵画の細密な描写が見所です。

左 偽ブレス(ブレシウス) 「東方三博士の礼拝」 1515 年頃
右 ヒエロニムス・ボス 「愚者の石の除去」 1500-10 年頃

プIMG_0204

左 エル・グレコ(本名ドメニコス・テオトコプロス) 「受胎告知」 1570-72年
右 エル・グレコ(本名ドメニコス・テオトコプロス) 「エジプトへの逃避」 1570年

右IMG_0207

エル・グレコらしい、動きのある画面です。

左 ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 「十字架を担うキリスト」 1565 年頃
右 ソフォニスバ・アングイッソーラ 
   「クレモナの詩人、ジョヴァンニ・バッティスタ・カゼッリ」 1557-58 年

プIMG_0295

左 ペーテル・パウル・ルーベンス 「聖人たちに囲まれた聖家族」 1630年頃
右 ルトロメ・エステバン・ムリーリョ 「ロザリオの聖母」 1650-55 年

プIMG_0219

ルーベンスの作品は、大作を完成させた後の手控えとして縮小サイズにして
描いたもので、緊密な空間表現が再現されています。
ムリーリョの聖母子は端然とした佇まいで、衣装の色彩も深みがあり、
宗教画らしい気高さに満ちています。

左 コルネリス・デ・フォス 「アポロンと大蛇ピュトン」 1636-38 年
右 ペーテル・パウル・ルーベンス 「聖人たちに囲まれた聖家族」 1630年頃

プIMG_0284

コルネリス・デ・フォスはルーベンスの弟子で、ルーベンスの描いた下絵を基にした
完成作です。
ルーベンスの下絵も展示されていて、フォスの完成作はアポロンの顔の向きを
少し変えて、天使と目が合うようにしています。

左 ディエゴ・ベラスケス 「ローマ、ヴィラ・メディチの庭園」 1629-30 年
右 クロード・ロラン 「浅瀬」 1644 年頃

プIMG_0229

ディエゴ・ベラスケス 「ローマ、ヴィラ・メディチの庭園」 1629-30 年
プIMG_0299

ベラスケスのこの作品は自分の感興の赴くままに描いていて、近代の感覚に
近いものがあります。
クロード・ロランは古代趣味で牧歌的な、理想の風景を描いています。

左 ダーフィット・テニールス(2 世) 「猿の画家」 1660年頃
右 ダーフィット・テニールス(2 世) 「猿の彫刻家」 1660年頃

プIMG_0233

猿を戯画化していますが、画家自身が自らを嗤っているようにも見えます。

左 ルイス・パレート・イ・アルカーサル 「花束」 1780年頃 
中 アントン・ラファエル・メングス 「マリア・ルイサ・デ・パルマ」 1765 年
左 ルイス・パレート・イ・アルカーサル 「花束」 1780年頃

プIMG_0257

スペイン王カルロス4世の王妃となるマリア・ルイサ・デ・パルマ(1751-1819)の
肖像が花の絵に囲まれています。
ゴヤの「カルロス4世の家族」にも描かれた女性です。

左 フランシスコ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンテス 「トビアスと天使」 1787年頃
右 フランシスコ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンテス 「レオカディア・ソリーリャ?」 1814-16 年


レオカディア・ソリーリャはゴヤの内縁の妻だった女性です。
表情のかすかなニュアンスまで表されています。

フランシスコ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンテス 「アルバ女公爵とラ・ベアタ」 1795年
プIMG_0308

ゴヤとも私的な関係があったとされるアルバ女公爵が信心深い老召使に
珊瑚の魔除けを押し付けて、怖がらせています。
極めて私的な空間での出来事を巧みに描いています。


安井さんの解説も面白く、とても興味深い内覧会でした。

内覧会の前に「プラド美術館展」に行った時の記事です。

展覧会のHPです。

関連記事

【2015/11/16 20:01】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
comment
 
コメントを書く
コメントは承認後に公開されます。ご了承ください。
please comment















管理者にだけ表示を許可する

trackback
trackback url ↓
http://nekoarena.blog31.fc2.com/tb.php/2843-cdfdd207

プロフィール

chariot

Author:chariot
東京のビルの多い街で暮らしています。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

カテゴリー

ブログ内検索

月別アーカイブ

リンク

このブログをリンクに追加する

RSSフィード


| ホーム |