「18th DOMANI・明日展 未来を担う美術家たち」展 国立新美術館
乃木坂
chariot

六本木の国立新美術館では「18th DOMANI・明日展 未来を担う美術家たち
文化庁芸術家在外研修の成果」が開かれています。
会期は1月24日(日)までで、火曜日は休館日です。

DO001_201512172142548cf.jpg


「DOMANI・明日展」は文化庁が1967年度から実施している、若手芸術家を
研修のため海外に派遣する、「芸術家在外研修(新進芸術家海外留学制度)」の
成果を発表する展覧会で、毎年この時期に開かれています。

今回は「表現と素材 物質と行為と情報の交差」という副題が付いていて、
素材が際立つ作家を中心にしたそうです。

会場は一部の作品を除いて撮影可能です。


富岡直子 2006年 アメリカ

ドIMG_0159

やわらかな光と水の風景です。

「東雲の空に」  2015年
ドIMG_0161

アクリル画で、朝の光をテーマにしています。

富岡直子さんの作品は2015年に東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館では、
「クインテットII-五つ星の作家たち」展でも展示されていました。

「クインテットII-五つ星の作家たち」展の記事です。


木島孝文 2009年 ブラジル 

「A.R.#496“Citrus”Paraiso」 2013-15年
ドIMG_0171

部分
ドIMG_0172

縦横7.9mの巨大な麻布の画面に、タイルや漆喰、砂、墨などで、
さまざまな動物が描かれ、生命力にあふれています。


線幸子 2007年 ベルギー

ドIMG_0182

綿を素材にした作品です。

「Layer-波動 II」 2011年
ドIMG_0180

繭から作られる真綿を使って、おぼろげな形を表現しています。

西ノ宮佳代 2013年 イタリア

モザイク技法による立体作品です。
伝統的な平面のモザイクを越えた新しい形を追求しているそうです。

どIMG_0184

モザイクの猫が並んでいます。

「Metamorphosis-登龍門」 2014年
どIMG_0193

滝の水も額縁の枠を越えています。

どIMG_0195

「太平‐諌鼓鶏」 2014年
どIMG_0197

鶏の尻尾には茶碗の欠片を使っています。

どIMG_0277

西ノ宮さんの作品は題材も東洋的です。


野田睦美 2012年 フランス

どIMG_0206

「自らを洲とし」 2009年
どIMG_0209

織物のふわりとした質感が伝わります。

「命その時どきの華」 2015年
どIMG_0212

さまざまな織り方を使っています。


松岡圭介 2013年 アメリカ

どIMG_0216

「a tree man」 2011年
どIMG_0219

鳥のような人のような、不思議で不気味な物体です。
何かを織って作ってあるように見えますが、木製です。


古川あいか 2012年 ドイツ

どIMG_0229

丸めた布を描いて、絵画にしています。

「現在と過去-10.12」 2015年
どIMG_0230

ミケランジェロの壁画のようです。

田村友一郎 2012年 ドイツ、イギリス

どIMG_0241

テーマは「六本木心中」、木が6本立っています。
アメリカと日本の関係を心中にたとえていて、日本に駐留した米軍兵士の
土産用に、ジャンパーに派手な刺繍を施した「スカジャン」が吊ってあります。
「スカジャン」は、米軍横須賀基地のある横須賀のスカとジャンパーを
合わせた言葉とも言われています。

硫黄島の擂鉢山に星条旗を掲げる米軍兵士。
どIMG_0247

この瞬間を捉えた写真は太平洋戦争の写真の中でも最も有名です。

横須賀を母港とした原子力空母、「ジョージ・ワシントン」。
どIMG_0280

日本趣味のデザインもあります。

どIMG_0282


栗林隆 2013年 インドネシア

「el-Mabka(Wailing Wall)」 2015年
どIMG_0254

福島第一原発近くの立入禁止区域の動画映像の前に、放射性廃棄物を詰めた
容器のような物が並んでいます。
el-Mabkaはアラビア語で「涙の場所」、Wailing Wallはエルサレム神殿の
「嘆きの壁」のことです。
ここが失われた場所であることを題名が表しています。


風間サチコ ゲスト作家

今回は、文化庁優秀美術作品買上制度で買い上げられた作品の作家も
展示されています。

「風雲13号地」 2005年 文化庁所蔵
どIMG_0257

横421㎝の大きな木版画で、公共事業の波を大艦巨砲主義の幻想と
重ねたものだそうです。

風間さんの作品には洗練されない力強さがあり、印象に残ります。

風間さんの作品は、2011年に日本橋髙島屋で開かれた、「ジパング展」にも
展示されていました。

「ジパング展」の記事です。


他にALIMOさん(2012年、エストニア)、佐伯洋江さん(2012年、イギリス)の作品も
展示され、保存修復部門の石井美恵さん、奥村祥子さんも紹介されています。

2014年の「17th DOMANI・明日展」の記事です。

展覧会のHPです。

関連記事

【2016/01/09 19:55】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
comment
 
コメントを書く
コメントは承認後に公開されます。ご了承ください。
please comment















管理者にだけ表示を許可する

trackback
trackback url ↓
http://nekoarena.blog31.fc2.com/tb.php/2873-bd886537

プロフィール

chariot

Author:chariot
東京のビルの多い街で暮らしています。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

カテゴリー

ブログ内検索

月別アーカイブ

リンク

このブログをリンクに追加する

RSSフィード


| ホーム |