「渋川春海と江戸時代の天文学者たち」 上野 国立科学博物館
上野
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上野の国立科学博物館では企画展、「渋川春海と江戸時代の天文学者たち」が
開かれています。
日本館1階企画展示室での展示で、会期は2016年3月6日(日)までです。

渋川001


江戸時代の天文学者、囲碁棋士の渋川春海(1639-1715)の業績と
その後を継ぐ天文学者たちを紹介する展示です。

渋川春海は幕府御抱えの囲碁棋士、安井算哲の子として京都に生まれ、
囲碁の他に天文暦学、儒学、神道を学んでいます。

そして、当時使われていた、唐より伝来した宣明暦に替わって中国の授時暦を
日本向けに改良した暦を考案して、朝廷に熱心に働きかけた結果、貞享暦として
採用されています。
渋川春海自身もこの功績により、初代幕府天文方として任用されています。

紙張子製天球儀 渋川春海作 1697(元禄10)年 重要文化財
しIMG_0400

渋川春海は中国から伝わった283の星座の星々を実際の星と比べ、308個の
新しい星を新たに追加しています。

渋川春海の棋譜CG
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棋士としての渋川春海は、江戸城内で行われた本因坊道策との囲碁対局で、
碁盤の中心である天元を北極星に見立て、そこから打つのが理にかなっていると考え、
初手を天元に打っています。
その時の棋譜がCGで再現されています。
この対局に負けたので、再びこの手を使うことはありませんでしたが、
現在でもプロ棋士の対局でときどき用いられているそうです。

1782(天明2)年に設置された浅草天文台の模型
しIMG_0422

鳥越神社の近くで、回りを天文台の役人の屋敷が囲んでいました。

渋川春海は幕府から拝領した本所二ツ目先の屋敷に天体観測所を設けています。
8代将軍徳川吉宗も江戸城内の吹上御苑で天体観測を行なっています。

仙台藩の渾天儀 藤広則作 1776(安永5)年 複製
しIMG_0428

渾天儀は天体観測の器具で、浅草天文台にも置かれていました。

望遠鏡 森仁左衛門作 
しIMG_0451

徳川吉宗が長崎の幕府御用眼鏡師、森仁左衛門に作らせたと思われる大望遠鏡です。
長さ3.4m、5段式で、倍率約10倍です。

科学博物館前の蒸気機関車の上に猫が乗っていました。
機関車トーマスならぬ、機関車タマちゃんです。

しIMG_0398

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【2016/02/25 19:43】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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