「松竹梅-新年を寿ぐ吉祥のデザイン-」展 表参道 根津美術館
表参道
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表参道の根津美術館ではコレクション展、「松竹梅-新年を寿ぐ吉祥のデザイン-」
が開かれています。
会期は2月14日(日)までです。

松竹梅001


「松鶴図屏風」(左隻) 江戸時代 17世紀
松竹梅005

六曲一双の屏風で、右隻には2羽の丹頂と柳、百合、牡丹、川蝉などが描かれています。
左隻の雪を被った松の放射状になった葉は、車輪松というそうです。

「小松引図」(部分) 冷泉為恭 江戸時代 19世紀
松竹梅004

小松引は正月最初の子の日に野の小松を引いて長寿を願う平安時代の行事です。
みやびな行事で、よく画題にもなっています。
掛軸で、上の方には峰の松が描かれています。
冷泉為恭(1823~64)は幕末の絵師で、大和絵に優れ、王朝文化を題材にした作品を
多く描いています。

「銹絵梅図角皿」 尾形乾山作・尾形光琳画 江戸時代 18世紀 根津美術館
燕子花008

光琳と乾山の合作で、光琳の紅白梅図屏風に似た梅が描かれています。

「染付色絵松竹梅文皿」 肥前 鍋島藩窯 江戸時代 17世紀
松竹梅006
直径15㎝の小さなお皿で、毘沙門亀甲の地に、円の中の松竹梅をあしらっていて、
松は車輪松になっています。
鍋島らしい、デザイン性に優れた作品です。

「紅地松竹梅文振袖」 江戸時代 19世紀
松竹梅003

総鹿の子絞りの豪華な振袖で、裾に竹をあしらい、松と梅が枝を大きく広げています。


展示室2のテーマは「華麗なる能装束」です。
江戸時代の能装束10点の展示です。

「白地青海波扇文縫箔」 江戸時代 17世紀
松竹梅008

金箔を貼って模様を作る摺箔に、刺繍を加えた縫箔です。
扇の中には菊、藤、柘榴、紅葉などが刺繍で描かれています。
よく使われていたらしく、摺箔はかなりすり減っています。

展示室5のテーマは「百椿図」です。
新春恒例の展示です。

丹波国篠山藩、後に播磨国明石藩7万石の藩主となった松平忠国(1597~1659)の
注文により狩野山楽が描いたとされ、忠国とその子で老中にもなった信之(1631-86)の
2代にわたって、それぞれの花に著名人に漢詩や和歌の賛を書いてもらっています。
本之巻、末之巻の2巻併せて約24mあり、100種類以上もの椿を描き並べています。
賛を寄せたのは49人で、大名は松平忠国と徳川光圀、加藤明友(加藤嘉明の孫)です。
他に公家の烏丸光広、歌人、俳人の北村季吟、俳人の西山宗因、僧の松花堂昭乗、
儒者の林羅山などがいます。

品種名 小野
松竹梅009

 うつし見るここも
 八尾の椿かな
        玄的

大伴家持の歌に拠った、連歌師の里村玄的の句が添えられています。

 あしひきの八峰の椿つらつらに見とも飽かめや植ゑてける君

八峰(やつを)は幾重もの峰という意味ですが、越中の八尾とする説もあるそうです。


2012年に根津美術館で開かれた、「百椿図展」の記事です。


展示室6のテーマは「初月の茶会」です。
今年の干支の「猿」や、歌会始のお題、「人」など、新春にまつわる茶道具の展示です。

「色絵結文文茶碗」 野々村仁清 江戸時代 17世紀
松竹梅007

淡い卵色の胴に鮮やかな色合いの結び文を巻き付けた、物語を予感させる、
洒落たデザインです。


展覧会のHPです。


次回の展覧会はコレクション展、「ほとけの教え、とこしえに。-仏教絵画名品展-」です。
会期は2月27日(土)~3月31日(木)です。

ほとけ001

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【2016/01/12 19:54】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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