「吉野石膏珠玉のコレクション展 愛と絆」 日本橋三越本店
三越前
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日本橋三越本店では、「吉野石膏珠玉のコレクション展 愛と絆」が
開かれています。
会期は2月1日(月)まで、入場料は一般800円です。

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吉野石膏株式会社と公益財団法人吉野石膏美術振興財団の所蔵する絵画の展示です。
吉野石膏は内外の絵画作品を数多く所蔵していて、あちこちの展覧会で観る機会があります。
今回は特に髙山辰雄とマルク・シャガールの作品を中心にした展示です。

他に日本画五山と呼ばれる東山魁夷・杉山寧・髙山辰雄・加山又造・平山郁夫の作品
も展示されています。

東山魁夷 「宵桜」 1982年
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髙山辰雄 「白い道」 1995年
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髙山辰雄特有の、うねりながら奥の方に続く道を女性が二人、歩いています。

髙山辰雄 「緑の朝」 2003年
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淡い色彩の点描によって、深く静かな情景を描いています。
明けの明星でしょうか、空に星が見えます。

「聖家族」シリーズ、全26点が展示されています。
81歳の時の作品で、大きな画面に緑青などの顔料を焼いた黒い顔料と、辰砂を使って
描いています。
孤独な存在である人間と、そのつながりが、抑えた色調による人物像で表されています。

「聖家族I」
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おぼろげに浮かび上がる赤ちゃんの姿に生命の神秘を感じます。

「聖家族III」
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地平線の見える空間の中に向き合う母子には抽象性があります。

「聖家族X」
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ポットやカップも描かれていて、家庭を想像させます。

「聖家族XII」
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エジプト美術のような雰囲気があります。


マルク・シャガール 「逆さ世界のヴァイオリン弾き」 油彩 1929年
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シャガールのよく描くヴァイオリン弾きが背景と逆になっています。

上下逆にするとこうなります。

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マルク・シャガール 「バラ色の肘掛椅子」 油彩 1930年
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妻のベラとの幸福な生活を表しているのでしょうか。

マルク・シャガール 「夢」 油彩 1939-44年
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宙に浮かぶ人物は音楽を奏で、牛もヴァイオリンを弾いて祝っています。

マルク・シャガール 「ダフニスとクロエ」より
「フィレータースの果樹園」 リトグラフ 1961年

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古代ギリシャの恋愛物語で、1952年に制作を依頼され、実際にギリシャにも2度行き、
3年かかって完成したもので、始め5、6色のつもりが20色以上になったそうです。
42の場面すべてが展示されていて、まばゆい色彩と夢のような画面に魅了されます。


髙山辰雄の「聖家族」とシャガールの「ダフニスとクロエ」は、やはり連作ならではの
見応えがあります。

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【2016/01/26 19:41】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(2) |
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  • こんばんは。
  • 「聖家族」という題名にふさわしい、精神性の高い作品群で、まとめて観ることの出来る、良い機会でした。

    【2016/01/27 19:17】 url[chariot #/8nqih4Y] [ 編集]
  • 「愛と絆」展
  • 高山辰雄の聖家族は一つ一つ良い作品ですがこうして全部揃っての展示は一層見応えがありましたね。気持ちが洗われました。

    【2016/01/27 00:25】 url[マサちゃん #-] [ 編集]
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