「PARIS オートクチュール ― 世界に一つだけの服」展 三菱一号館美術館
東京
chariot

丸の内の三菱一号館美術館では、「PARIS オートクチュール ― 世界に一つだけの服」展が
開かれています。
会期は5月22日(日)までです。

オートクチュール001


オートクチュールは、パリ・クチュール組合の承認するお店(メゾン)で、
顧客の注文により縫製される一点物の高級服のことをいいます。

展覧会では各メゾンのドレス約70着を中心に、小物、デザイン画など、
ガリエラ宮パリ市立モード美術館蔵約130点が展示されています。

オートクチュールは、1858年にイギリス人、シャルル・フレデリック・ウォルトが
パリにメゾンを開いたのに始まり、パリ・クチュール組合は1868年にウォルトが
創設しています。

1940年代には100店を超えていたメゾンもプレタポルテの隆盛などによって減少し、
2015年に組合に承認されているのは14店ですが、現在も高級ブランドとして
ファッション界をリードしています。

ウォルト 「イヴニング・ケープ」 1898 年-1900 年頃
絹ベルベット、編み縄模様の絹リボンのアップリケ、絹モスリン、機械レース

オート008

パーティー会場に着て行くケープです。

ジェローム 「イヴニング・ドレス《楽園》」 1925 年頃
絹ツイル、金属糸とビーズ、ラインストーンの刺繍、
フウチョウの羽根飾り、絹タフタの花飾り

オート004

刺繍の模様はアール・デコ調で、腰の飾りがアクセントになっています。

スキャパレリ 「イヴニング・グローブ《爪》」 1936 年
スエード、金属の爪のアップリケ

オート006

仮装パーティーに着けていきそうな手袋です。

クリスチャン・ディオール 「イヴニング・ドレス《パルミール》」
1952 年秋冬 絹サテン、ビーズとスパンコール、ラインストーン、
レーヨン糸、ラメ糸の刺繍

オート002

ビーズやスパンコールで刺繍した植物がきらめいています。

ピエール・カルダン 「ドレス《的》」 1966 年春夏
スタロン社製モスリン風ウール生地「マトファン」

オート007

大胆なデザインで、松本弘子が着て、フランスのファッション雑誌、「ELLE」誌に載りました。
松本弘子はピエール・カルダンに見出された、日本人初のパリ・コレクションのモデルです。

バレンシアガ 「イヴニング・ドレスとペティコートのイヴニング・アンサンブル」
1967 年春夏アブラハム社製ガザール織り、ナイロン・チュール、
型押しした絹タフタとオーストリッチの花飾り

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バレンシアガの創設者、クリストバル・バレンシアガ(1895-1972)が引退前に
最後に発表したドレスです。
前面にダチョウの羽根をあしらい、淡いピンク色でまとめて、軽やかです。

クリスチャン・ラクロワ イヴニング・アンサンブル 「クー・ド・ルーリ」
1991 年秋冬 ウールとシュニール、金ラメのニット、絹ジャカード、絹オーガンザ

オート001

約7mの絹地を使った豪華なドレスです。

カール・ラガーフェルドによるシャネル 「コートドレス」
1995 年秋冬 ウール・ツイード

オート003

くっきりした白いラインが入ったモダンなデザインで、
ツーピースのように見えますが、ワンピースです。

会場の一室は撮影可能です。

ジャンヌ・ランバン 「イヴニング・ドレス《美しい鳥》」 1928 年秋冬
絹タフタ、ラインストーンとビーズ、金属糸の刺繍

オDSC_0170


右:マドレーヌ・ヴィオネ 「イヴニング・ドレス」 1932 年
絹サテンのクレープ、ラインストーン付き金属製バックル


左:シャネル 「イヴニング・ドレス」 1930 年頃
絹の機械レース、絹クレープ、革で裏打ちしたベルト、
金属製バックル、ガラス細工

オDSC_0155

ロベール・ピゲ 「イヴニング・ドレス《女帝》」 1939 年春夏
絹ファイユ、スパンコールの刺繍

オDSC_0160

オDSC_0163

フランス王家の紋章にもなっている百合をあしらってあります。

グレ(1934 年頃のアリックスをモデルに) 「イヴニング・ドレス」 1947 年
ビスコースのジャージー

オDSC_0166

第2次世界大戦終了直後の時期で、人口繊維のビスコースを使っています。

ジャン=ポール・ゴルチエ 「イヴニング・ドレス《青い鳥》」 2006 年秋冬
プリーツ加工した絹ジャージー、玉虫織のモスリン、絹オーガンザ

オDSC_0150


オートクチュールを通じて、100年以上にわたるパリモードの歴史をたどれる、
面白い展覧会です。

展覧会のHPです。


次回の展覧会は「From Life ― 写真に生命を吹き込んだ女性 
ジュリア・マーガレット・キャメロン展」です。
会期は7月2日(土)から9月19日(月・祝)までです。


丸の内仲通りでは3月28日から4月1日まで、ロンドンバス・ストリートカフェが
営業していました。
40年以上前にロンドンを走っていた2階建てバスだそうです。

ロIMG_0300 - コピー

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【2016/04/05 20:40】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(2) |
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  • こんばんは。
  • 私も仲通りでこのバスを見て、何だろうと思って調べました。
    オートクチュール展はブロガー内覧会にも行ってきたので、近いうちにまた記事にして掲載します。

    【2016/04/06 20:02】 url[chariot #/8nqih4Y] [ 編集]
  • ロンドンバス、東京に行ったとき見ましたが、40年以上前、ロンドンで使われていたバスだったとは知りませんでした。

    教えていただいてありがとうございます。

    今回も、豪華で貴重なドレスを見せて頂き、とても幸せです。

    【2016/04/06 18:20】 url[りりあん #-] [ 編集]
    please comment















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