「PARIS オートクチュール展」ブロガー・特別内覧会 三菱一号館美術館
東京
chariot

丸の内の三菱一号館美術館で4月5日に開かれた、青い日記帳×「PARIS オートクチュール展」
ブロガー・特別内覧会に行ってきました。
展覧会の会期は5月22日(日)までです。

オートクチュール001


「弐代目・青い日記帳」主催のTakさん(左)がモデレーターで、
岩瀬慧学芸員(右)の解説を伺いました。

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オートクチュールは、パリ・クチュール組合の承認するお店(メゾン)で、
顧客の注文により縫製される一点物の高級服のことをいいます。

展覧会では各メゾンのドレス約70着を中心に、小物、デザイン画など、
ガリエラ宮パリ市立モード美術館蔵約130点が展示されています。
マネキンも50体はパリから運ばれたもので、パリと京都から来た専門家が
6人がかりで着付けを行なっています。

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展示されている作品のほとんどはモデルがファッションショーで着るプロトタイプです。
注文主が気に入ったデザインを選ぶと、仮縫いを3回行なって完成させるので、
出来上がるには半年から1年かかるそうです。
しかも、最新モードであることに価値があるため、パーティーなどで1回着るだけで、
そのまましまわれてしまうそうです。
これほど手間と時間がかかるため、現在ではオートクチュールはプレタポルテに押され、
お店(メゾン)の数も減少しています。


グレ(1934 年頃のアリックスをモデルに) 「イヴニング・ドレス」 1947 年
ビスコースのジャージー

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布の彫刻家と呼ばれたマダム・グレの作品です。

ジャン=ポール・ゴルチエ 「イヴニング・ドレス《青い鳥》」 2006 年秋冬
プリーツ加工した絹ジャージー、玉虫織のモスリン、絹オーガンザ

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グレへのオマージュのデザインとのことで、展示室ではグレのドレスと
向かい合うように置かれています。

右から 
カルヴェン 「イヴニング・ドレス《恍惚》」 1945 年春夏
アセテート・レーヨンのニット、ペキン絹、アセテート・レーヨンのジャージー

ルシル・マンガン 「イヴニング・ドレス」 1950 年頃
縞模様のオットマン、プラスチックのボタン

ブリュイエール 「ウェディング・ドレス」 1944 年
サテン地のキルティング、ブレード装飾

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右から
ジヴァンシィ 「カクテル・ドレス」 1954 年春夏 絹タフタ

ジャック・ファット 「イヴニング・ドレス」 1951 年秋冬 
アセテート・レーヨンのサテン、アセテート・レーヨンのカヌレ(横畝織り)のライニング

ジャン・デセス 「カクテル・ドレス」 1955 年頃 絹モスリン

ジヴァンシィ 「カクテル・ドレス」 1954 年春夏 絹タフタ

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右:クリスチャン・ディオール 「イヴニング・ドレス《黒いカーネーション》」
1953 年秋冬 サテン地のカット・ベルベット

左:クリスチャン・ディオール 「イヴニング・ドレス《マズルカ》」
1953 年秋冬 千鳥格子のウール

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右から
クリスチャン・ディオール 「ドレスとジャケットのアンサンブル《ベルニク(陣笠形の貝)》」
1950 年秋冬 チェックのウール

ピエール・カルダン 「テーラード・スーツ」 1958 年秋冬
デュマ=モリー社製ウール・ツイード、ストローの花飾り

アレキサンダー・マックイーンによるジヴァンシィ 「パンツスーツ」 1999 年春夏
グレンチェック、絹の機械刺繍、リボンのアップリケの縁飾り、金属と螺鈿のボタン

バレンシアガ 「テーラード・スーツ」 1952 年秋冬 裏起毛のウール・クレープ

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アレキサンダー・マックイーンのパンツスーツはジャケットが奇抜なデザインで、
男性用と同じ右前になっています。

バレンシアガ 「イヴニング・ドレスとペティコートのイヴニング・アンサンブル」
1967 年春夏 アブラハム社製ガザール織り、ナイロン・チュール、
型押しした絹タフタとオーストリッチの花飾り

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バレンシアガの創設者、クリストバル・バレンシアガ(1895-1972)が引退前に
最後に発表したドレスで、「オートクチュールのモナリザ」とよばれているそうです。
前面にダチョウの羽根をあしらい、淡いピンク色でまとめて、軽やかです。
この羽根飾りと色彩が桜を思わせ、日本向けの展覧会にふさわしい作品として
選ばれています。

イヴ・サンローラン 「イヴニング・ドレス」 1970 年秋冬 
ウール・クレープ、絹のシャンティイ・レース

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前はきっちりとボタンで合わせていますが、後ろは大胆に開け、レースでつないでいます。


右:クリスチャン・ラクロワによるジャン・パトゥ 「イヴニング・ドレス」 1987 年秋冬 
絹サージのブロケード、オーガンジーとコーティングした布地によるバラの装飾

左:イヴ・サンローラン 「ドレスとジャケットのイヴニング・アンサンブル」 1992 年春夏
絹オーガンザ、スパンコールとラフィア、プラスチックのカボションの刺繍(ルサージュ社)、
ビアンキーニ=フェリエ社製絹モスリン、経糸を絣染めしたビュコル社製絹ファイユ

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右:ラフ・シモンズによるクリスチャン・ディオール 「イヴニング・ドレス」 
2014 年春夏 絹、ナイロン


左:カール・ラガーフェルドによるシャネル 「イヴニング・ドレス」 2015 年春夏 
化繊のチュール、絹サテンのリボン、ラインストーンの刺繍

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フ・シモンズのドレスはレーザーで切り取った花で埋めつくされ、繊細で華やかです。
カール・ラガーフェルドは最新技術の3Dプリンターを使って成形しています。


今回は展覧会図録の電子書籍版も作られていて、写真を拡大して、細かいところまで
観ることが出来るそうです。
岩瀬さんの解説を聞いて、見所も分かり、展覧会への興味が増した内覧会でした。

先日、「PARIS オートクチュール展」に行った時の記事です。

展覧会のHPです。

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【2016/04/09 20:46】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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