「Seed 山種美術館アワード2016」展 広尾 山種美術館
恵比寿
chariot

広尾の山種美術館では開館50周年記念特別展、「Seed 山種美術館アワード2016」展が
開かれています。
期間は6月26日(日)までです。

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副題は「未来をになう日本画新世代」となっていて、過去14回、隔年で選ばれていた
「山種美術館賞」を継ぐ公募展として、「Seed 山種美術館アワード」が新しく始まっています。

展覧会では受賞作品を含む入選作40点が展示されています。

大賞 京都絵美 「ゆめうつつ」 2016年
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更紗を着た女性が夢を見ているような表情で、漂うように浮かび上がっています。
肌の色の濃淡やペイズリーの柄によって、日本画には珍しい立体感のある作品です。
京都絵美(みやこえみ)さん(1981-)は福岡県出身で、日本美術院院友、創作と
仏教絵画の研究を行なっています。

優秀賞 長谷川雅也 「唯」 2016年
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青く光る地からゆらりと立ち上がるアジサイはどこか儚げです。
長谷川雅也さん(1974-)は京都市出身、日展会員です。

特別賞(セイコー賞) 狩俣公介 「勢焔」 2016年
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こちらに轟々と流れ下ってくる滝を、色彩に拠らずに表しています。
狩俣公介さん(1978-)は千葉県出身で、日本美術院院友です。

審査員特別賞 外山諒 「Living Pillar」 2016年
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木目の見える木に蛾が集まっていて、速水御舟の「炎舞」を思わせます。
外山諒さん(1994-)は愛知県出身で、現在、愛知県立芸術大学美術学部4年生です。

どの作品も確かな技量に支えられていて、深みと安定感があります。


過去の山種美術館賞の受賞作品も何点か展示されています。

小山硬 「天草(納戸)」 1973年 優秀賞
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隠れキリシタンの伝統のある天草に取材した、天草シリーズの一つです。
江戸時代の隠れキリシタンは納戸神として祀って、信仰を守っていました。

大森運夫 「山の夜神楽」 1975年 大賞
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伝統芸能の土俗的な力強さを描いています。


いつもだと名の通った大家の作品の並ぶ山種美術館ですが、今回は新しい人たちの
さまざまな画風の作品が展示されていて、観ていて刺激を感じる展覧会です。

山種美術館のHPです。


次回の展覧会は開館50周年記念特別展、「江戸絵画への視線-岩佐又兵衛から
江戸琳派へ-」展です。
会期は7月2日(土)から8月21日(日)までです。

江戸6-6-2016_001

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【2016/06/09 19:22】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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