「シンデレラの世界展~アメリカに渡ったシンデレラ・ストーリー~」  日比谷図書文化会館
霞ヶ関・内幸町
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日比谷公園の千代田区立日比谷図書文化会館では、「かわたまさなおコレクション 
シンデレラの世界展~アメリカに渡ったシンデレラ・ストーリー~」が開かれています。
会期は6月22日(水)までで、観覧料は一般300円です。

シンデレラ6-7-2016_001


ていねいな解説の記されたパンフレットも用意されています。
挿絵はマクローリン・ブラザーズ社版の「シンデレラ」(1897年)です。

シ6-7-2016_002


アンティーク絵本のコレクターである川田雅直氏の所蔵する、19世紀から
20世紀中頃にかけてアメリカで出版された、シンデレラの絵本や印刷物など、
約150点が展示されています。

展示は以下の4つの時代に分けて、展示されています。

・アメリカ児童文学の夜明け(19世紀)  
・広がる児童書マーケット(20世紀初頭)
・ジャズ・エイジのシンデレラ(1920年代)
・世界恐慌とシンデレラ・ドリーム(1930年代)
・第二次大戦の終結とベビーブーム(1946-64)

ヨーロッパからアメリカに伝わったシンデレラの物語は、貧乏や苦境の中でも
本人次第で幸福を掴むことが出来るという、アメリカン・ドリームに合うものとして
愛されてきたということです。

他に、アメリカの絵本出版社の草分けであるマクローリン・ブラザーズ社、
手彩色の絵本、シンデレラとサウンド・アートなどが紹介されています。

「ビビディ・バビディ・ブー」は1950年のディズニーのアニメ映画「シンデレラ」の
挿入曲です。
何とも陽気な、アメリカらしい曲になったものです。

海賊版も展示されています。

イギリス版
ディーン&サン社 1880年頃
シンデレラ0

舞台上部にイギリスの国章が描かれています。

6-7-2016_007.jpg


アメリカの海賊版
マクローリン・ブラザーズ社 1880年代
シ6-7-2016_004

星条旗とアメリカン・イーグルに替り、シンデレラの服も星条旗をイメージした
赤と白のストライプになっています。

シ6-7-2016_006

シ6-7-2016_005

現在では著作権に厳しいアメリカも、この頃はまだヨーロッパを追いかける
立場だったようです。

等身大の再現ドレスも展示されています。

シ6-7-2016_001


シンデレラに変身できる撮影コーナーもあります。

シンデレラIMG_0129

シンデレラIMG_0131


ヨーロッパの古い童話の「シンデレラ」が新興国のアメリカでどのように
受容されてきたのかが分かる、面白い展覧会です。

展覧会のHPです。

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【2016/06/11 20:21】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(2) |
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  • こんにちは。
  • シンデレラの元の話も随分と残酷で、その分、野性的な力強さがあります。
    日本の「かちかち山」や「さるかに合戦」も残酷な場面があり、近代ではソフトな内容に変えられたりしているようです。
    黒砂糖が白砂糖に精製されるように、民話も時間の経過とともに洗練され、広く流通したのでしょう。

    【2016/06/12 08:53】 url[chariot #/8nqih4Y] [ 編集]
  • トリビア~♪
  • シンデレラは・・・完全犯罪を犯している。
     継母その壱をぬっ殺してるんですよねぇ。確かお妃様になった後、継母その弐も殺してしまった様な。義姉二人は目をくりぬかれてますし・・・。少女達の憧れの的も、実は思ったほどメルヘンちっくでもないのですよね^^;;;

    【2016/06/11 23:09】 url[miss.key #eRuZ.D2c] [ 編集]
    please comment















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