「メディチ家の至宝-ルネサンスのジュエリーと名画」 白金台 東京都庭園美術館
目黒・白金台
chariot

白金台の東京都庭園美術館では、日伊国交樹立150周年記念展、
「メディチ家の至宝-ルネサンスのジュエリーと名画」が開かれています。
会期は7月5日(火)までです。

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フィレンツェを支配したメディチ家の人々の肖像画と、メディチ家の保有していた
数々の宝飾品を展示する展覧会です。


ルイジ・フィアミンゴ(?) 「ロレンツォ・イル・マニフィコの肖像」 
 1550年頃 油彩/板 フィレンツェ ウフィツィ美術館(銀器博物館)

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ロレンツォ・イル・マニフィコ(1449-1492)はフィレンツェの実質的な支配者となった
コジモ・イル・ヴェッキオ(1389-1464)の孫で、メディチ家最盛期の当主です。
ちょっと尖った顔をしていて、遠景にはフィレンツェの街とサンタ・マリア・デル・フィオーレ
大聖堂が見えます。
月桂樹(ラウロ)はロレンツォの名を連想させるものとのことです。

ブロンズィーノ 「マリア・ディ・コジモ1世・デ・メディチの肖像」 
 1551年 油彩/板 フィレンツェ ウフィツィ美術館(彫刻絵画美術館)

ポスターに使われている画像です。
マリア・ディ・コジモ1世・デ・メディチ(1540-1557)は初代トスカーナ大公コジモ1世の子で、
10歳の頃の肖像です。
パリュールと呼ばれる宝飾品のセットを身に着けていて、聡明さを感じさせる顔立ちですが、
17歳でマラリアのため亡くなっています。

トスカーナ大公国は1569年にメディチ家によってフィレンツェを中心に成立した国家で、
メディチ家の支配は1737年に終わり、最終的には1860年にサルデーニャ王国に
併合されています。

ジェルマン・ル・マニエ(?) 「フランス王妃、カテリーナ・デ・メディチ
(カトリーヌ・ド・メディシス)の肖像」 1547-1559年 油彩/カンヴァス 
 フィレンツェ ウフィツィ美術館(パラティーナ美術館)

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カテリーナ・デ・メディチ((1519-1589)はロレンツォ・イル・マニフィコの曽孫で、
フランス王アンリ4世に嫁ぎ、洗練されたイタリアの文化をフランスにもたらしていますが、
カトリックとユグノー(プロテスタントの一派)の争いなど、政治的な困難に巻き込まれた
生涯を送っています。

アーミン(冬毛のオコジョ)の毛皮の袖のある、真珠やダイヤモンドをびっしり縫い付けた
豪華な衣装に身を包んで、威厳を示しています。

ヘレニスム工芸(カメオの断片) ベンヴェヌート・チェッリーニ(?)(金による補作)
「男性像をともなう二頭立て戦車」 前1世紀(カメオの断片) 1530-1545年(金による補作)
 サードニクス 金 フィレンツェ 国立考古学博物館

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ルネサンス期は古代のカメオが珍重され、メディチ家も数多く所蔵していました。

ヨナス・ファルク ミケーレ・カストルッチ グアルティエーリ・ディ・アンニバレ・チェッキ 
ジュリオ・パリージの下絵に基づく「コジモ2世・デ・メディチのエクス・ヴォート(奉納品)」 
 1617-1624年 ピエトレ・ドゥーレ(貴石モザイク) 金 多色七宝 ダイヤモンド
 鍍金ブロンズ フィレンツェ ウフィツィ美術館(銀器博物館)

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病弱だった第4代トスカーナ大公コジモ2世(1590-1621)が病気平癒を願って
奉納しています。
金や宝石で寄せ木細工のように作られた豪華なパネルです。

オランダ(アムステルダム)の金工家 「赤ん坊を入れたゆりかご」 
 1695年頃 金 七宝 2個のバロック真珠 28個のダイヤモンド
 20の真珠 真珠を縫いとめた青い絹 銘(裏面、2つの脚の間に)
 「AVGROR EVENIET」 フィレンツェ ウフィツィ美術館(銀器博物館)

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とても小さな揺りかごで、バロック真珠が赤ん坊をを表し、車輪が付いていて
動かすことも出来ます。
プファルツ選帝侯ヨハン・ヴィルヘルム(1658-1716)が子の誕生を祈って、
妻のアンナ・マリア・ルイーザ(1667-1743)に贈った品です。

アンナ・マリア・ルイーザは第6代トスカーナ大公コジモ3世の子で、メディチ家最後の
人物ですが、子を授かることはありませんでした。

アンナ・マリア・ルイーザはメディチ家の財産をトスカーナ大公国に遺贈し、
現在のウフィツィ美術館の宝飾品のコレクションはこれらが基になっています。


精巧な装飾の施された宝飾品が中心の展示なので、天眼鏡を持って行くと良いでしょう。

展覧会のHPです。


次回の展覧会は、「こどもとファッション 小さい人たちへの眼差し」展です。
会期は7月16日(土)から8月31日(水)までです。

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【2016/06/18 19:28】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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