「ほほえみの御仏―二つの半跏思惟像―」展 東京国立博物
上野
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上野の東京国立博物館本館特別5室では、日韓国交正常化50周年記念特別展、
「ほほえみの御仏―二つの半跏思惟像―」が開かれています。
会期は7月10日(日)までです。
今回は博物館の入口で手荷物検査と金属探知機による検査があります。

半跏0


会場では1階の広い展示室に2体の像が向い合って座し、静かに瞑想しておられます。

半跏思惟像は悟りを得る前の釈迦が思惟する姿を表した像だったのが、朝鮮の三国時代
(日本の歴史学では4世紀頃から7世紀頃)に弥勒菩薩像として祀られるようになったと
いうことです。
弥勒菩薩は未来に現れ、人々を救済するとされる菩薩です。


韓国国宝78号 半跏思惟像 三国時代・6世紀 韓国国立中央博物館蔵
半跏2

金銅仏で、制作は6世紀後半と思われ、由来は不明ですが、宮廷にかかわりのある作では
ないかとされています。
右足を左膝に乗せ、右手の中指を頬に添えて、物思いをされています。
像高83㎝、胴は細く、抽象的な雰囲気も感じますが、お顔や手は大きく、表情は柔らかです。
鼻筋が高く通ったところは興福寺所蔵の山田寺仏頭を思わせるものがあります。

国宝 半跏思惟像 飛鳥時代・7世紀 奈良・中宮寺門跡蔵
半跏1

中宮寺は聖徳太子創建とも伝えられる寺で、半跏思惟像や天寿国繍帳を所蔵
していることで有名です。
半跏思惟像は寺伝では如意輪観音ですが、当初は弥勒菩薩像として制作された
ものと思われます。
像高132㎝、クスノキで造られ、いくつかの部材を組合わせてあり、継ぎ目も見えます。
現在は漆黒ですが、装飾品を着けていた跡があり、体に肌色、衣に赤や緑の彩色が
わずかに残っているそうで、造像時は華やかで、現在とは違った印象の像だったようです。

むかし、中宮寺で初めて半跏思惟像を観たのは春の頃で、像の前には花が供えられ、
ほほえみが明るい堂内に広がっていました。

展覧会のHPです。

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【2016/07/02 19:48】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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