「12のアーティスト UBSアートコレクションより」展 東京駅 東京ステーションギャラリー
東京
chariot

東京駅の東京ステーションギャラリーでは、「12のアーティスト UBSアートコレクションより」展が
開かれています。
会期は9月4日(日)まで、入館料は一般1000円です。

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スイスに本拠を置く国際的金融グループUBSの保有するUBSアートコレクションから
12人の作家の作品を展示する展覧会です。
UBSアートコレクションは世界有数の現代美術のコレクションです。

ルシアン・フロイド 「裸の少女の頭部」 油彩、カンヴァス 1999年
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エッチングを中心に27点が展示されていて、油彩画はこの1点です。
ルシアン・フロイド(1922-2011)は精神分析学者ジークムント・フロイトの孫で、
ドイツで生まれ、1933年にイギリスに移住しています。
厚塗りによる肖像画や超肥満の女性の裸体画で有名で、長い時間をかけて
対象に迫り、生々しく描き出しています。
エリザベス女王もモデルになっていて、そのことを訊かれた時に、
「でも、ああいうの(裸体画)ではなくて。」と答えたそうです。
ネットで検索してみると、王冠を被った顔が描かれていることが分かります。

陳界仁 「ファクトリー」 ビデオ、30分50秒 2003年
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陳界仁(1950-)は台湾のアーティストで、2002年からは映像を主な制作手段にしています。
「ファクトリー」では、廃業した縫製工場の光景をモノクロに近い色彩とサイレントにより、
ドキュメンタリー風に捉えています。
荒廃した工場にはJUKIのミシンが並んでいました。
2003年の作品で、台湾の産業が繊維からより高度な分野に映っていったことを
反映しています。

エド・ルーシェイ 「スタンダードのスタンド(赤)」 リトグラフ、紙 1966年
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エド・ルーシェイ(1937-)はアメリカのアーティストで、ポップアート風の作品を
制作しています。
地元の国道66号線(現在は廃線)沿いのガソリンスタンドを描いたシリーズでは、
ドライであっけらかんとした雰囲気をよく表しています。

小沢剛 「ベジタブル・ウェポン-番茄(トマト)火鍋/台北」 Cプリント 2005年
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小沢剛(1965-)は醤油で描いた絵画、野菜で作った銃など、ユーモアを交えた
作品を制作しています。
ベジタブル・ウェポン(野菜の武器)のシリーズはアメリカ同時テロ以降の作品で、
食文化を通じて土着性、戦争、コミュニケーションといったテーマを混ぜ合わせていて、
撮影の後はその食材を使ってパーティを開いたそうです。
パリでの作品では長いフランスパンやマッシュルームを使っています。

2015年に資生堂ギャラリーで開かれた「小沢剛展 帰って来たペインターF」展の記事です。
戦争に翻弄された画家としての藤田嗣治を題材にしています。


12人の作家、それぞれの個性が面白く、楽しめる展覧会です。

展覧会のHPです。


次回の展覧会は、「動き出す!絵画 -ペール北山の夢
-モネ、ゴッホ、ピカソらと大正の若き洋画家たち」展です。
会期は9月17日(土)から11月6日(日)までです。

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【2016/07/21 19:46】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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