「はじめての古美術鑑賞-絵画の技法と表現-」 表参道 根津美術館
表参道
chariot

表参道の根津美術館ではコレクション展、「はじめての古美術鑑賞
-絵画の技法と表現-」が開かれています。
会期は9月4日(日)までです。

古6-4-2016_001


展示された作品によって、日本美術の技法や用語を解説する展覧会です。

截金(きりかね)
「愛染曼荼羅」 鎌倉時代 13世紀 重要文化財
曼002

部分
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金銀箔を小さく切って、絵や彫刻に貼り付ける技法です。
品の良い華やぎが生まれます。

白描(はくびょう)
「毘沙門天図像」 平安時代 12世紀 重要美術品
古美術2

墨の線だけで描く技法です。
「鳥獣戯画」も白描で描かれています。

裏箔(うらはく)
「藤原鎌足像」(部分) 室町時代 16世紀 重要美術品
古美術1

金箔や銀箔を絹地の裏側に貼って、その輝きを和らげる技法です。
小林古径の「極楽井」、横山大観の「作衛門の家」や松井冬子の
「世界中の子と友達になれる」などにも使われています。

金雲(きんうん)
「洛中洛外図屏風」(部分) 江戸時代 17世紀
根010

金箔を貼って雲や霞を表し、場面を区切ったり、省略するのに用いています。
洛中洛外図や江戸図など、大きな景色を描くのによく使われます。

2012年に同じような企画で三井記念美術館で開かれた、
「日本美術デザイン大辞展」の記事です。 


展示室5は筆や硯箱など、文房具の展示です。

「嵯峨山蒔絵硯箱」 室町時代 15−16世紀
古美術4

蓋表には雅楽の大太鼓、蓋裏と箱には山の端の月、樹木、屋敷などが描かれています。
葦手(あしで)文字で、嵯峨、乃、御幸、絶にし、千代の字が配され、後撰和歌集の
在原行平の歌が表されています。

 さがの山みゆき絶にし芦川の千世のふる道跡はありけり

展示室6のテーマは「根津青山の軽井沢の茶」です。

根津青山(初代根津嘉一郎)が夏の軽井沢の別荘で開いた茶事で使われた
茶道具の展示です。

「絵高麗梅鉢文茶碗」 明時代 15-16世紀
古美術3

高麗茶碗と呼ばれていますが、中国の明時代の品です。
元は日用品で、重ね焼きの跡があり、梅に似た模様からこの名があります。
根津青山も茶会の席でこのように無造作に重ねて使い、客を驚かせています。

展覧会のHPです。


次回の展覧会はコレクション展、「中国陶磁勉強会」展です。
会期は9月15日(土)から10月23日(日)までです。

8-12-2016_001.jpg

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【2016/08/30 19:30】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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