「中国陶磁勉強会」展 表参道 根津美術館
表参道
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表参道の根津美術館ではコレクション展、「中国陶磁勉強会」が開かれています。
会期は10月23日(日)までです。

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根津美術館の所蔵する中国の陶磁器約120点を展示する展覧会で、
特に日本で茶人に愛好された「唐物(からもの)」を紹介しています。


「緑釉貼花文大壺」 隋時代 6-7世紀 
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鈍く銀緑色に光り、型で作った天女と花の文様を貼り付けて飾りにしていて、
西域の雰囲気があります。

「三彩壺」 唐時代 8世紀
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唐三彩は貴族の墓に副葬する陶器で、明るく華やかな色彩が特徴です。
菱型に塗った釉薬が滲んで流れたままになっています。
丸くふっくらとした形で、万年壺と呼ばれています。

「青磁筍花生」 龍泉窯 南宋時代 12-13世紀 重要文化財
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澄んだ青色をした青磁は砧青磁と呼ばれています。
竹の節のような輪があるので、筍の名があります。
4代将軍徳川家綱から堀田正俊に下され、堀田家に伝来しています。

「曜変天目茶碗」 建窯 南宋時代 12‐13世紀 重要美術品
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器の内外に細かい曜変の粒がびっしりと現れています。
日本では曜変は16世紀の初めには珍重されていますが、この碗はまだ曜変とは
認められてはおらず、江戸時代に所有していた加賀前田家が曜変に加えたそうです。
加賀前田家は、現在MIHO MUSEUM所蔵の曜変天目茶碗(重要文化財)も
所蔵していました。

「青花龍鳳文瓶」 景徳鎮窯 元時代 14世紀
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青花(染付)の瓶で、何段にも区切って文様を付けるのが元時代の特徴とのことです。
肩に如意(僧の持つ、孫の手の形をした道具)の頭の形の文様、胴に龍鳳凰、
裾にラマ式蓮弁文をめぐらせています。

「絵高麗梅鉢文茶碗」 明時代 15-16世紀
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高麗茶碗と呼ばれていますが、中国の明時代の品です。
元は日用品で、重ね焼きの跡があり、梅に似た模様からこの名があります。

「淡茶釉三果文碗」 景徳鎮窯 清時代 雍正年間(1723〜36)
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薄茶色一色の碗に白抜きで、果物が描かれています。
三果文は桃、柘榴、仏手柑(あるいはライチ)を配する絵柄です。
清時代は均一な発色の単色釉の製品も多く作られますが、このような薄茶色は
珍しいそうです。

展示室2は牧谿の「漁村夕照図」を中心にした、中国絵画の展示です。

「漁村夕照図」 牧谿筆 南宋時代 13世紀  国宝
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牧谿の描いた「瀟湘八景」の中の一つで、元は一続きの巻物を3代将軍足利義満が
座敷飾りのために切断したと考えられ、義満の「道有」印が捺されています。
水気の多い江南の風景を薄墨で淡く表していて、山々の連なりにはリズムがあります。
画面右の木立には長く夕陽が差していて、夕暮れの一ときの印象を描き出しています。


展示室5は中国の漆器の展示です。

宋時代以降の中国漆器は唐物(からもの)漆器と呼ばれ、珍重されています。

「黒漆輪花椀」 北宋時代 10-12世紀
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すっきりとした、花の形の椀です。
文様の無い中国の漆器は無文漆器、あるいは素文漆器と呼ばれています。


展示室6のテーマは「名残の茶会」です。

前年の茶葉や夏の風炉をしまい、その名残を惜しむ茶会です。

「色絵武蔵野図茶碗」 野々村仁清作 江戸時代 17世紀 重要美術品
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銀を塗って夜景を、大きく丸く塗り残して満月を表し、すすきをあしらって
秋の風情としています。

展覧会のHPです。

開館75周年記念特別展、「円山応挙展」です。
会期は11月3日(木・祝)から12月18日(日)までです。

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【2016/10/18 19:43】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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