「書の美、文字の巧」展 宮内庁三の丸尚蔵館
大手町
chariot

宮内庁三の丸尚蔵館では、「書の美、文字の巧」展が開かれています。

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三の丸尚蔵館と宮内庁書陵部の所蔵する和の書籍の展示で、会期は以下の通りです。
前期が10月10日(月・祝)までで、奈良から鎌倉
中期が10月15日(土)から11月6日(日)までで、南北朝から江戸
後期が11月12日(土)から12月4日(日)までで、幕末大正
休館日は月曜・金曜で、入館は無料です。

前期の展示には空海や三蹟の小野道風、藤原佐理、藤原行成に藤原定家、
平重盛、西行などの書があります。

「玉泉帖」 小野道風 平安時代・10世紀
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白楽天の著した白氏文集の一節を抜き出していて、冒頭に「玉泉南澗花奇怪」と
あることから、この名が付いています。
楷書・行書・草書を取り交ぜ、墨も濃淡のリズムを付けた、自由な書き振りです。
柳に飛び付こうとする蛙を見て、自らも精進したという逸話の謹直なイメージからは
思い浮かばない大らかさです。

「雲紙本和漢朗詠集」 下巻 源兼行 平安時代・11世紀
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藍色の雲形を漉き込んだ料紙を、雲形が右下と左上になるように継いで、
巻物としています。
源兼行(生没年不詳)は陽成源氏で、能書家として知られています。


「薩長同盟裏書(木戸家文書)」 慶応2年(1866)1月23日、2月5日
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後期の展示です。
京都の小松帯刀邸において薩摩藩の西郷隆盛、小松帯刀と長州の木戸孝允の間で結ばれた
薩長同盟の内容を木戸孝允がまとめ、会談を仲介した坂本龍馬に確認したもので、内容に
間違いが無い旨を坂本龍馬が手紙の裏に朱筆で書いています。
禁門の変以来、敵対関係にあった、薩摩と長州が同盟したことにより、長州は政治勢力として
復帰を果たすことになります。

「伊藤博文書状(有栖川宮伝来書簡類)」 明治21年(1888)5月19日
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後期の展示です。
有栖川宮威仁親王に宛てた手紙で、「枢密院会議」「皇室典範及憲法二法典」と
いった文言が見えます。
枢密院は伊藤博文を議長として、この年の4月に設置され、大日本帝国憲法
旧皇室典範は翌年に制定されています。

展覧会のHPです。


次回の展覧会は、「寿ぎの品々を読み解く」(仮称)です。
会期は2017年1月7日(土)から3月12日(日)までです。

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【2016/10/08 19:20】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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