「ピエール・アレシンスキー展」 Bunkamuraザ・ミュージアム
渋谷
chariot

渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムでは、「ピエール・アレシンスキー展」が
開かれています。
会期は12月8日(木)までです。

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アレシンスキー5


ピエール・アレシンスキー(1927~)はベルギーのブリュッセル出身で、
父親はロシア系ユダヤ人です。
左利きの矯正のため、学校で左手を使ってよいのは大事でない科目、
つまり美術だったことから、自分を自由に発現できるものとして絵画を
始めたそうです。

1948年にコペンハーゲン、ブリュッセル、アムステルダムの頭文字を取って命名した、
コブラ(CoBrA)という名の芸術家集団に参加します。
1951年にコブラが解散した後はパリに移住し、そこで日本の書道に出会います。

「夜」 1952年 油彩、キャンバス 大原美術館
アレシンスキー2

一面に字のようなものが描かれていて、書の影響が感じられます。
絵画がイーゼルをキャンバスに立てて描くのに対し、書は紙を横に寝かせて書くことや
その即興性に魅せられたそうです。
ジャクソン・ポロックのアクション・ペインティングに通じるものがあります。

「写真に対抗して」 1969年 
 アクリル絵具、キャンバスで裏打ちした紙 ベルギーINGコレクション

アレシンスキー1

エネルギーいっぱいの形と色彩で、画面の下側に小さなコマが並んでいます。
コマを描き入れるのは、子どもの頃に親しんだコミックに想を得ているとのことです。
怪物のような絵柄は古代のケルト文化を思わせます。

「至る所から」 1982年 
 インク/アクリル絵具、キャンバスで裏打ちした紙 ベルギー王立美術館

アレシンスキー0

画面の外側にあったコマが、中心に入って来たような構成です。

「ボキャブラリー-I-VIII」 1986年 
 アクリル絵具、キャンバスで裏打ちした紙 作家蔵

アレシンスキー3

火山、車輪、天体など、アレシンスキーの作品によく登場する題材が描かれています。
一時はニューヨークのグッゲンハイム美術館のエレーベーターホールに飾られていました。

「鉱物の横顔」 2015年 アクリル絵具、キャンバスで裏打ちした紙 作家蔵
アレシンスキー4

アレシンスキーはよく大きな円形の画面に描いています。
初期に属していた、コブラという名前を思い出させます。

どの作品も完全な抽象ではないところが親しみやすく、色彩が鮮やかで勢いがあり、
観ていると元気が出てきます。

展覧会のHPです。


次回の展覧会は、「マリメッコ展 デザイン、ファブリック、ライフスタイル」です。
会期は12月17日(土)から2017年2月12日(日)までです。

11-13-2016_001.jpg

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