「花粉と花粉症の科学」 国立科学博物館
上野
chariot

上野の国立科学博物館では企画展、「花粉と花粉症の科学」が
開かれています。
日本館1階企画展示室での展示で、会期は3月20日(月・祝)までです。

花粉12-23-2016_001


展示は4つのゾーンに分かれています。


1.花粉の誕生~植物にとっての花粉~

水中にいた植物が陸上に上がると、乾燥した環境で繁殖するため、
花粉が誕生したとのことです。

右はヒメガマ、左はアカマツ、奥はミョウガで約1/6000の縮尺です。

かIMG_0479


2.花粉は語る~花粉から何がわかるのか?~

花粉は丈夫な細胞壁に覆われていて分解しにくいので、化石となって残ることが多く、
その時代の植生や自然環境を知る手がかりになります。

地層から採集したコア(連続柱状試料)から花粉を抽出して分析することで、
各時代の気温や降水量を割り出すことが出来ます。

かIMG_0495


3.花粉と人類~花粉のもつ2つの顔~

ドイツの科学者、ルドルフ・ヤーコプ・カメラリウス(1665-1721)は種子が出来るためには
花粉が運ばれることが不可欠であることを証明しようとしたそうです。
その後の研究で花粉の正体が分かってからは、人工授粉による植物の育種や
花粉を使った食品の開発が進んでいます。

花粉の入った食品です。

かIMG_0504

花粉を食べるのは蜂蜜の利用とともに始まったと思われます。
花粉は栄養バランスの良い食品だそうです。

花粉は生薬としても使われ、ガマの花粉には血止めの効果もあるそうです。
因幡の白兎もガマの穂綿にくるまって、傷を治していました。

かIMG_0508


花粉だんご捕集器です。

かIMG_0505


4.花粉症の対策~花粉生成・飛散から予防・治療の最前線まで~

日本で花粉症を起こす原因となっている植物たちです。

かIMG_0511

スギやヒノキ、ブタクサ、セイタカアワダチソウなど、さまざまな植物が花粉症の原因になっています。

花粉症話題度マップです。

かIMG_0529

SNSでのつぶやきを集計して、花粉症の話題度を表示することが出来ます。

世界の花粉症マップ

かIMG_0518

植物の名前のボタンを押すと、その植物による花粉症の多い地域に光が当たります。
オリーブの花粉症は地中海地方に多いようです。

花粉症対策として、少花粉品種の開発や、無花粉スギ・無花粉ヒノキの発見・開発も
行われています。

家庭では、花粉対策コートや加湿機、空気清浄機などで防ぎます。

かIMG_0530


花粉と花粉症についていろいろ知ることのできる、面白い展覧会です。

展覧会のHPです。


日本館1階ホールには酉年にちなんで、ニワトリの標本が置かれていました。

かIMG_0540


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【2017/02/16 20:14】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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