「松岡コレクション 美しい人びと」展 白金台 松岡美術館
白金台
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白金台の松岡美術館では、「松岡コレクション 美しい人びと」展が開かれています。
会期は5月14日(日)までです。

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3月20日までの前期と3月22日からの後期で、展示替えがあります。


久隅守景 「業平・定家」 江戸時代・17世紀
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前期の展示です。
ともに雪の情景で、次の歌を表しているのでしょう。

在原業平

  忘れては夢かとぞ思ふ思ひきや雪踏み分けて君を見むとは

藤原定家

  駒とめて雪うちはらふ陰もなし佐野のわたりの雪の夕暮れ


清原雪信 「伊勢」 江戸時代・17世紀
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前期の展示です。

  裁ちぬわぬ衣きし人もなきものをなに山姫の布さらすらむ

清原雪信(1643~1682)は久隅守景の娘で、母は狩野探幽の姪です。
同門の絵師と駆け落ちし、後に京都で活躍しています。


小川破笠 「葛の葉」 元文2年(1737)
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前期の展示です。
葛の葉の正体は信太の狐なので、ねずみを囮にした罠に驚いています。

小川破笠(1663~1747)は芭蕉の門弟の俳人で、漆芸も手掛け、
英一蝶と交流があり、肉筆浮世絵も描いています。

蹄斎北馬 「三都美人図」 江戸時代・19世紀
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前期の展示です。
三幅対の掛軸で、左から大阪、京都、江戸の美人です。
化粧の仕方も江戸と京大阪では違うそうです。

大阪の背景は住吉神社で、太鼓橋も見えます。

京都は傘を差して清水の舞台から飛び降りる女性です。
願掛けなどのため飛び降りる人は江戸時代を通じて絶えなかったそうです。

江戸は向島の梅屋敷(現在の百華園)の句碑です。
今も残る句碑には千樹庵益賀の俳句が酒井抱一の書で彫られています。

  鳥の名の都となりぬ梅やしき

上村松園 「藤娘之図」 明治末頃
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前期の展示です。

大津絵の藤娘の掛軸で、上村松園らしく清楚な顔立ちです。

鏑木清方 「保名」 1934年
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前期の展示です。
歌舞伎舞踊の一場面で、恋人を喪った安倍保名が小袖を肩に掛け、野をさ迷っています。


梶原緋佐子 「白川路」 1979年
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京都の町に花を売りに来ていた白川女の衣装を着けた女性です。
日本画ですが、立体的で量感のある姿に描かれています。
梶原緋佐子(1896~1988)は京都で活躍した画家で、舞妓などの女性を描いています。

松室加世子 「竪琴」 1984年
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細川ガラシャをイメージしているのでしょうか、桃山時代の風俗です。

展示室6のテーマは「松岡清次郎が愛した画家たち」です。

林美枝子 「気」 1980年
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金沢美術工芸大学の旧校舎に絡まる葛の葉と黒猫です。
竹橋にある国立近代美術館工芸館は数年後に金沢のこちらに移転してくる予定です。

鎌倉秀雄 「奏」 1982年
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古代エジプトに想を得た作品です。

小笠原光 「早春」 1982年
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庭に雪の残る秋田の情景です。

以上は院展の出品作です。

今井ロヂン 「M夫人像」 1985年
二科展の出品作で、正面から描く人物像です。


展覧会のHPです。

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【2017/03/14 19:29】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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