「ファッションとアート 麗しき東西交流」展 横浜美術館
みなとみらい
chariot

横浜美術館では、「ファッションとアート 麗しき東西交流」展が開かれています。
会期は6月25日(日)までで、木曜日は休館日です。

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1859(安政6)年の開港以来、横浜を通じて西洋から日本に入ってきた文化、
日本から西洋に送り出された文化のうち、特にファッションに焦点を当てた
展覧会です。
京都服飾研究財団(KCI)の所蔵するドレスや服飾品100点を中心に、
約200点が展示されています。

第1章 東西文化の交差点 YOKOHAMA

明治時代、横浜から輸出された、衣装や装飾品の展示です。

飯田髙島屋 「室内着」 1906(明治39)年頃 KCI
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輸出用の室内着で、背中に孔雀の刺繍が施されています。
帯を締めず、ガウンのように着ています。
飯田髙島屋は現在の髙島屋の前身です。

初代 宮川香山「高浮彫桜ニ群鳩大花瓶」 
 明治前期 陶磁器 田邊哲人コレクション(神奈川県立歴史博物館寄託)

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高さ56.5cmあり、欧州で好まれた2点セットの形になっています。
京都の陶工、初代宮川香山《1842(天保13)年~1916(大正5)年》は
横浜に窯を開き、輸出用の陶器の製造を始め、横浜眞葛焼として売り出しています。
立体的な動物や植物を器の表面に貼り付ける高浮彫で有名です。

2013年にサントリー美術館で開かれた、「没後100年 宮川香山展」の記事です。


第2章 日本 洋装の受容と広がり

明治となり、洋装を取り入れた日本人を描いた作品などの展示です。

「昭憲皇太后着用大礼服(マント―・ド・クール)」 
 1910年頃(明治末期) 共立女子大学博物館

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昭憲皇太后(1849-1914)は明治天皇の皇后で、初めて洋装をした皇后です。
長い引き裾(トレーン)が特徴で、豪華な刺繍が施されています。
展示されている衣装から見ると、昭憲皇太后はかなり身長の低い方だったようです。
マント―・ド・クールはダヴィッドの「ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠」
(1807)で、ジョゼフィーヌの礼装としても描かれています。


第3章 西洋 ジャポニズムの流行

西洋で流行したジャポニズム(日本趣味)の表れた作品などの展示です。

ロイヤル・ウースター社 「伊万里写ティーセット」 
 1881年 磁器 三菱一号館美術館

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金襴手の豪華なティーセットで、取っ手やつまみは竹をイメージしていて、
菊の紋も入っています。

2011年に三菱一号館美術館で開かれた、「もてなす悦び展 ジャポニズムの
うつわで愉しむお茶会」でもジャポニズムの工芸品が展示されていました。

「もてなす悦び展 ジャポニズムのうつわで愉しむお茶会」の記事です。

ルネ・ラリック 「チョーカーヘッド《菊》」 1900年頃 箱根ラリック美術館
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ルネ・ラリックのアール・ヌーヴォーの工芸品はジャポニズムを多く取り入れています。
金地にエマイユ(七宝)を施してあります。 

ジュール=ジョセフ・ルフェーブル 「ジャポネーズ(扇のことば)」 
 1882年 クライスラー美術館

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紅い着物を着て紅い扇を持ち、かんざしも差して、腰に別の着物を巻いて
帯の代わりにしています。
当時、欧州では扇の持ち方の違いでいろいろな言葉を表す、扇言葉というものがあって、
扇を口に当てるのは「キスしてください」という意味だそうです。
着物を着て扇を持った妻のカミーユをモデルにして、モネが「ラ・ジャポネーズ」を
描いたのは1876年です。
 
展覧会のHPです。

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【2017/06/08 20:36】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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