「フランス人間国宝展」 東京国立博物館
上野
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上野の東京国立博物館では特別展、「フランス人間国宝展」が開かれています。
会期は11月26日(日)までです。

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フランス人間国宝(メートル・ダール)は日本の人間国宝に倣って、伝統工芸の
保存・伝承・革新を目的に1994年に創設された制度です。

展覧会では13名の認定作家と、未認定ながら素晴らしい作品を制作している2名が
紹介されています。
種類も陶器、鼈甲細工、革細工、金銀細工、麦わら象嵌細工、壁紙、真鍮細工、
傘、扇、折り布、銅板彫刻、紋章彫刻、エンボス加工、羽根細工、ガラスと多彩です。

陶器 ジャン・ジレル
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ギメ美術館で見た宋時代の陶器に魅せられ、自ら窯を開発し、曜変天目の研究を
続けています。
茶碗、約100点が展示されています。

金銀細工 ロラン・ダラスプ
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艶やかに光り輝く、ポットやグラスです。
ワイングラスは花が咲いているようです。

真鍮細工 ナタナエル・ル・ベール
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面白い形に複雑に成形されていて、どうやって作ったのだろうと思います。

傘 ミシェル・ウルトー
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傘の制作について独力で学び、イヴ・サン=ローランから日傘の特注を受けた
のを機に、傘の制作に専念しています。
柄の部分など凝ったデザインで、見せる傘になっています。

扇 シルヴァン・ル・グエン
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18世紀のディドロの百科全書から扇についての知識を独学で習得したとのことで、
メートル・ダールの認定を最年少の38歳で受けています。
日本の鶴丸文様など、様々なデザインの作品が並んでいます。

折り布 ピエトロ・セミネリ
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折り紙のように布を折り重ねて、一続きの大きな布に仕上げていて、鎧のような
重厚さがあります。

羽根細工 ネリー・ソニエ
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鳥の羽根を使った珍しい工芸で、花や金魚、怪獣などを表しています。
この作品は鳥の巣のように見えますが、羽根を固めて作られています。

どの作品も繊細でセンスの良さが感じられ、日本的な意匠も見られます。
傘、扇、羽根細工などは特に豪奢で、フランス工芸の魅力を存分に楽しめる展覧会です。

展覧会のHPです。


東京国立博物館では平成館で興福寺中金堂再建記念特別展、「運慶」が開かれています。
会期は11月26日までです。

「運慶」展の記事です。

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【2017/11/02 21:11】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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