「日本の四季 ― 近代絵画の巨匠たち ―」展 パナソニック 汐留ミュージアム
新橋・汐留
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汐留のパナソニック 汐留ミュージアムではパナソニック創業100周年特別記念展、
「日本の四季 ― 近代絵画の巨匠たち ―」が開かれています。
会期は4月15日(日)まで、会期中は無休です。

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パナソニック(株)の所蔵する約60点の作品が展示されていて、多くが日本画ですが、
梅原龍三郎、熊谷守一、中川一政、林武の洋画もあります。

竹内栖鳳 「白鷺」 1941年もしくは1942年
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白鷺は夏の季語ということで、水辺にたたずむ白鷺を描いていて、
目元の緑色が効いています。
竹内栖鳳は特に動物の表現にすぐれています。

堂本印象 「朝陽」 1928年
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双幅で、画題は朝陽対月(朝陽補破被、対月了残経)という詩を基にしています。
通常は朝日の下で衣をつくろう僧と月の光で経を読む僧を描きますが、
この絵では月下の僧の代わりに猫の親子を描いています。
針に糸を通す僧と、見上げる親猫の視線が合っているのも面白いところです。
晩年の明るく柔らかな色調の作品も展示されています。

橋本明治 「舞妓」 制作年不詳
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橋本明治の特徴の太い描線で、着物の線が波のように連なっています。
着物の模様は紅葉で、指先は線を細くして柔らかさを見せています。

奥田元宋 「遠山早雪」 1978年
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旅行で見た、雪山と紅葉の景色を基にしているとのことで、湖に映る紅葉、
落葉した山、早くも雪をかぶった遠山が重なります。

東山魁夷 「山峡朝霧」 1983年
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六曲一隻の屏風で、朝霧に包まれた幽玄な風景を墨一色で描いています。
東山魁夷は、松下幸之助が施策の場としていた京都の邸宅、真々庵を訪れた際、
庭を描いてくれるよう松下幸之助に頼まれますが、畏れ多いとして断り、代わりに
3年後にこの絵を届けています。

川端龍子 「五羽鶴」 制作年不詳
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同じ方向を向く5羽のタンチョウで、リズムと力強さがあります。

川合玉堂 「雪景の図」 1950年代
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水辺の村には雪が積もり、遠くの山には雲がかかっています。
川合玉堂の絵らしく、人物が点景として描かれ、人の生活をうかがわせます。
雪の部分は絵具を塗らず、紙の白を残しています。

松下幸之助自身は絵画について語ることはまったくなかったそうですが、
上村松篁、小倉遊亀、小野竹喬、杉山寧、高山辰雄、徳岡神泉、速水御舟、
福田平八郎、前田青邨、山口華楊などの作品も揃っていて、その豊富な
コレクションには驚きます。

展覧会のHPです。


次回の展覧会は、「ジョルジュ・ブラック展 絵画から立体への変容
―メタモルフォーシス」です。
会期は4月28日(土)から6月24日(日)までです。

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【2018/04/10 19:26】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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