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「ジョルジュ・ブラック展 絵画から立体への変容 ―メタモルフォーシス」内覧会 パナソニック 汐留ミュージアム
新橋・汐留
chariot

パナソニック 汐留ミュージアムでは「ジョルジュ・ブラック展 絵画から立体への変容
―メタモルフォーシス」が開かれています。
会期は6月24日(日)まで、休館日は水曜日(ただし5月2日は開館)です。

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4月27日に内覧会があったので、行ってきました。
写真は許可を得て撮影しています。

宮内真理子学芸員によるギャラリートークを聴きました。

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ジョルジュ・ブラック(1882- 1963)はペンキ職人の子で、アルジャントゥイユに生まれ、
家業を手伝いながら絵画学校に通っています。
1900年にパリに出て、セザンヌに感銘を受け、またピカソと出会い、キュビズムの絵を
描き始めています。
ブラックは画家として知られていますが、立体作品への関心も高く、絵具に砂などを
混ぜて作品に立体性を持たせ、直接、触れるようにしたいと思っていたようです。

右 「静物」 油彩、カンヴァス 1911年 ストラスブール近代美術館
左 「楽譜のある静物」 油彩、カンヴァス 1927年 香川県立美術館
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右はキュビズム時代、左はその後、画風が変化した後の作品で、砂粒などが
塗り込められています。 

そして最晩年の1961年になって、ジュエリークリエイターのエゲル・ド・ルレンフェルドと
共同でジュエリー制作を始めています。

以下はサン=ディエ=デ=ヴォージュ市立ジョルジュ・ブラック・メタモルフォーシス美術館の
所蔵です。

ジョルジュ・ブラックがグワッシュを描き、絵の中にルレンフェルドにそれをジュエリーの
デザインとして利用することを許諾する旨を書き加えています。

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1962年から1963年にかけてのグワッシュで、ギリシャ神話にちなんだ題名が付いています。
このグワッシュがジュエリーやリトグラフ、陶器、ステンドグラスなどにメタモルフォーシス
(変容)を遂げていきます。

ジュエリー
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手前 「三つの恩恵(三美神)」 金、ダイヤモンド
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手前 「エオスフォロス」 ホワイトゴールド、イエローゴールド、ルビー
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エオスフォロスは暁の明星の神です。

左 「グラウコス」 ブロンズ、アメジスト
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ジョルジュ・ブラックの死後もその意匠は様々な素材によって作られていきます。

リトグラフ
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陶器
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ガラス彫刻
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ナンシーのドーム工房による2007年の制作です。

ブロンズ彫刻
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モザイク
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ステンドグラス
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色の付いたガラスを重ねた後に焼成する、ジェマイユという技法に拠っています。

タピスリー
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床にはスペースプレーヤーによって、ジョルジュ・ブラックの意匠が明滅しながら
投影されています。

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会場の最後ではジョルジュ・ブラックとのツーショットも撮れます。

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画家のジョルジュ・ブラックに絵画以外の作品群があることを、この展覧会で初めて知り、
とても興味深く思いました。

展覧会のHPです。

1階のパナソニックのショウルームではジョルジュ・ブラックの作品をアレンジした
展示もあります。


次回の展覧会は、「没後50年 河井寬次郎展 ― 過去が咲ゐている今、
未来の蕾で一杯な今 ―」です。
会期は7月7日(土)から 9月16日(日)までです。

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【2018/05/01 19:34】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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