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「うるしの彩り」展ブロガー内覧会 六本木 泉屋博古館分館
六本木1丁目
chariot

六本木の泉屋博古館分館では、「うるしの彩り」展が開かれています。
会期は7月16日(日)までです。

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住友家に伝わった日本、琉球、朝鮮、中国の漆工芸品のうち、茶道具、香道具や
能楽に使われた品々の展示です。

6月1日にブロガー内覧会があったので行ってきました。

野地耕一郎分館長の挨拶の後、森下愛子泉屋博古館分館学芸員と外山潔
泉屋博古館学芸員の解説を伺いました。

写真は特別に許可を得て撮影したものです。

狩野常信の「紫式部・黄蜀葵・菊図」(江戸時代)と硯箱
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紫式部が石山寺で源氏物語の想を練っている場面で、文机を前に筆を執っています。
狩野常信(1636-1713)は江戸前期の絵師で、狩野探幽の甥に当たります。

小鼓胴(江戸時代)
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大鼓胴(江戸時代)
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太鼓胴と笛(江戸時代)
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どれも華やかな蒔絵です。

扇面謡曲画蒔絵会席具 象彦(8代 西村彦兵衛) 大正時代
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住友家15代当主、住友春翠が大正9年(1920)に象彦に注文した、客用の御膳セットです。
能をテーマにしていて、膳や盆には能の曲目を暗示する絵が描かれ、客は絵から
曲目を想像する趣向になっています。

伊勢物語では、高安の女が自分で飯櫃からご飯をよそうのを見て、男が幻滅していますが、
これくらい雅な飯櫃なら男も愛想尽かししなかったかもしれません。

右:黒漆青貝芦葉達磨香合 明時代
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8面のそれぞれに螺鈿で、達磨を賛美する語を一語ずつ入れてあります。
蓋は後補で、足利義政が相阿弥に下絵を描かせたとされる、芦の葉に乗った達磨です。
達磨には芦の葉に乗って揚子江を渡ったという伝説があります。
織田有楽斎、建仁寺、千家と伝わった品で、明代の朱塗盆に乗っています。

上:椿蒔絵棗書状 酒井抱一 江戸時代
下:椿蒔絵棗 原羊遊斎 江戸時代

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上は酒井抱一が依頼主に下絵を示して、このような絵柄でよければ原羊遊斎に
棗の制作を申し付けるとした書状です。
下はその下絵に基いて制作した棗で、金銀の高蒔絵で椿の枝が描かれています。

右・中:明の堆黄盆 
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万暦時代の作で、黄漆を厚く塗り重ねてから絵を彫り出しています。
貴重な漆を削り取って造るという、ぜいたくな技法です。

左:楼閣山水箔絵籐縁盆 琉球 18-19世紀
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金箔を朱漆地に貼る箔絵で楼閣山水を描いています。
琉球は漆工芸が盛んでしたが、薩摩藩の支配を受ける一方で、清に朝貢して
中国文化を取り入れています。
日本側の需要に応えた中国風の図柄ですが、本場のみっちりした描き方に比べ、
空間を広く取ってあるということで、のどかな雰囲気です。

展覧会のHPです。

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【2018/06/07 19:28】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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