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「再興第103回 院展」 上野 東京都美術館
上野
chariot

上野の東京都美術館では、「再興第103回 院展」が開かれています。
会期は9月17日(月・祝)までです。
17日は正午までの入場、午後1時閉場です。

目録の表紙や入場券の絵は吉村誠司、「海華」です。

院展img077 (1)


以下は同人の作品です。

宮廽正明 「行雲流水」
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出雲大社の情景で、平安時代には高さ約50mあったとも言われる本殿がそびえ、
長い階段が延びています。
八雲立つ出雲の言葉通り、八つの雲がたなびいています。
発掘された鎌倉時代の本殿の柱(宇豆柱)にはベンガラが付いていたということで、
当時は柱は朱色だったようです。

小田野尚之 「歴」
院展img077 (4)

廃校となった岡山県の高梁市立吹屋小学校です。
1900年から1909年にかけて、日本で唯一のベンガラの産地として栄えた頃に
建設されましたが、2012年に廃校となっています。
ロケ地としてもよく利用され、今後はいったん解体された後、復元され、
資料館として開館するそうです。

梅原幸雄 「舞い支度」
院展img077 (6)

秋田県羽後町西馬音内(にしもない)の盆踊りを題材にしています。
西馬音内盆踊りは亡者踊りとも呼ばれ、死者を思わせる黒い頭巾や何種類もの
絹布をはぎ合わせた端縫いの衣装で有名です。

西田俊英 「犀の角の如く独りゆけ」
院展img086

仏陀の言葉より採った題名で、犀が水の中を進んでいます。
犀の角も皮膚もごちごつとした厚塗りで、その質感と圧倒的な量感を表しています。
背景を市松模様にしているところが装飾的です。

高橋天山 「螢雪勉励図」
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院展img077 (8)

蛍の光の下、勉学にいそしむ若い宮様と、雪の中で鷹狩りを行なう武士たちです。
第102回の院展の出展作、「春秋有楽図」と対になる作品で、春夏秋冬が揃います。
絵巻物のような趣きで、このような優美な描線を描くのは院展でも高橋さんくらいです。

同人以外では本地祐輔さんの「小樽」に注目しました。
雪交じりの小樽の情景で、墨の色を中心にした抑えた色彩により冷え冷えとした
冬の雰囲気を表しています。

2017年の「再興第102回 院展」の記事です。

院展のHPです。

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【2018/09/04 19:26】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(2) |
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  • こんばんは。
  • 画面構成の面白い宮𢌞さん、存分に描き込む西田さんなど、それぞれの画家さんの個性が表れていて、今年も面白い展覧会でした。

    【2018/09/04 23:25】 url[chariot #/8nqih4Y] [ 編集]
  • 再興院展
  • 宮𢌞さんの絵は古裂が貼られていたりして
    面白いですね。西田さんの絵も犀の重さが感じられました。


    【2018/09/04 22:19】 url[マサちゃん #-] [ 編集]
    please comment















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