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「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」展 東京国立博物館
上野
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上野の東京国立博物館では特別展、「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」が
開かれています。
会期は12月9日(日)までです。

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大報恩寺は、現在は真言宗智山派の寺院で、上京区の北野天満宮に近く、
千本釈迦堂とも呼ばれています。
釈迦の教えに立ち返るべく、鎌倉時代初期に義空(1172~1241)によって創建され、
安貞元年(1227年)に上棟した本堂は応仁の乱などの戦乱の被害も受けず、
洛中で最も古い建物となっています。

大報恩寺dimg184 (2)


展覧会では本尊の釈迦如来坐像をはじめ、鎌倉時代の慶派の仏像などの名品が
展示されています。

「千手観音菩薩立像」 平安時代・10世紀 重要文化財
会場の最初に置かれています。
像高1.76mの堂々とした像で、頭上の面と脇の手以外は一木造、お顔はやや角張り、
衣文は翻波式です。
お寺の創建時より古い平安時代の作ですが、来歴は不明とのことです。

「釈迦如来坐像」 行快作 鎌倉時代・13世紀 重要文化財
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写真:小野祐次

大報恩寺dimg184 (4)

年に数回しか公開されない秘仏で、快慶の弟子、行快の作です。
台座も光背も当初のもので、丸みの強い顔や目尻の上がったところが行快の特徴との
ことで、きっぱりとしたお顔立ちです。

「十大弟子立像」 快慶作 鎌倉時代・13世紀
img197.jpg
写真:小野祐次

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大報恩寺dimg184 (7)

快慶晩年の作品で、像高約1m、写実的で、人間としての個性が強く表されています。
玉眼が会場の照明を映し、生きているような表情を見せます。
現在は釈迦如来坐像とは別の場所に置かれていますが、会場では当初の配置に倣って、
釈迦如来坐像と一緒に展示されています。

「六観音菩薩像の内、右より如意輪観音、准胝観音、十一面観音」
  肥後定慶作 鎌倉時代・貞応3年(1224)

大報恩寺img195
写真:小野祐次

大報恩寺dimg184 (6)

大報恩寺dimg184 (5)

六観音は地獄、餓鬼、畜生など六道に堕ちた衆生を救う観音です。
人間を救うのは准胝観音(じゅんでいかんのん)です。
肥後定慶も慶派の仏師で、造作は緻密、顔の表現は生身のようです。
立像は像高約1.8m、これだけ大きな観音像が六体揃っているのは珍しく、
並んで立つ姿は壮観です。
台座も光背も当初のもので、10月30日からは光背を外し、背中側を観ることが出来ます。

聖観音菩薩立像は撮影可能です。

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応仁の乱、天文法華の乱、信長の上京焼討ち、禁門の変など京都には幾つもの
戦乱があり、大火も発生しています。
その災禍にも遭わず現在まで伝えられてきた貴重な諸仏・諸像を間近に観ることのできる、
とても見応えのある展覧会です。

展覧会のHPです。


展覧会の後、平成館1階ラウンジにある、「鶴屋吉信」のイートインで一休みしました。

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光悦満雲寿(こうえつまんじゅう)594円と紅茶324円です。

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甘納豆の載った大きな薯蕷饅頭です。
上品な甘さで何とも美味しく、良い疲れ休めになります。

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【2018/10/30 21:13】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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