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「イスラーム陶器展―西アジアに咲いた色とりどりの華―」 千住 石洞美術館
千住大橋
chariot

千住の石洞美術館では特別展、「イスラーム陶器展―西アジアに咲いた
色とりどりの華―」が開かれています。
会期は12月16日(日)までです。


石洞img251 (1)


9~10世紀のイラク、アッバース朝から17世紀のイラン、サファヴィー朝までの
イスラム陶器や、影響を受けたとされるビザンツの陶器やスペインに伝えられた
イスパノ・モレスクなど、西アジア、中央アジア、北アフリカのイスラム圏を
中心にして焼かれた陶器、約50点の展示です。 

「白釉藍彩草花文鉢」 9~10世紀 イラク アッバース朝
石洞img251 (2)

直径約13㎝の小さな鉢です。

「白地多彩鳥文鉢(サリー手)」 9~10世紀 イラン ブワイフ朝~セルジューク朝
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図案化した鳥が大きく描かれています。

「ラスター彩双鳥文星形タイル」13~14世紀 イラン イル・ハーン朝
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ラスター彩は金属酸化物で絵付けを行なった陶器で、金属色の輝きがあります。
9~10世紀にアッバース朝のバクダードを中心に製作され始め、12世紀末には
イランに伝わった技法です。

「ラスター彩草花文大皿(イスパノ・モレスク)」 15世紀 スペイン
石洞img251 (5)

金属器を模した大きな皿で、型で凹凸を付けてあり、ラスター彩が鮮やかです。
イスパノ・モレスクはイスラム勢力のスペイン支配に伴い、スペインに
移り住んだアラビア人の作った陶器です。
スペイン最後のイスラム王朝、ナスル朝の滅亡後も製作は続いています。

「白釉藍彩花鳥文大皿」 17~18世紀 スペイン
石洞img251 (6)
 
芙蓉手(ふようで)という、円周を等分に分割して描く中国明時代の
染付磁器の意匠に倣っています。

加藤卓男(1917~2005)により再現された、ラスター彩の作品も数点、
展示されています。


石洞美術館は京成線千住大橋駅のすぐ側にあり、小さいですが、
心地の良い美術館です。

石洞img251 (7)


展覧会のHPです。

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【2018/12/06 21:06】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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