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「国宝 雪松図と動物アート」展 日本橋 三井記念美術館
三越前
chariot

明けましておめでとうございます。
今年も良い年でありますように。

日本橋の三井記念美術館では「国宝 雪松図と動物アート」展が開かれています。
会期は2019年1月31日(木)までです。

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毎年恒例の円山応挙作、「雪松図屏風」と、動物をあしらった作品の展示です。

「雪松図屏風」 六曲一双 円山応挙 江戸時代 18世紀 国宝
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右隻
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左隻
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雪の晴れ間の澄み切った空気の中に立つ松の木です。

 雪ふりて年のくれぬる時にこそつひにもみぢぬ松も見えけれ  古今集 よみ人しらず

「蓬莱山・竹鶏図」 円山応挙 江戸時代 寛政2年 (1790)
花鳥img011 (2)

3幅対のうちの左右の2幅で、竹に鶏が描かれています。
真中の蓬莱山の絵には松と白梅が描かれているので、竹と合わせて松竹梅が揃います。
蓬莱山と鶏の組み合わせは珍しく、江戸時代にあった鶏ブームの反映と思われる
そうです。

特別出品 「白象黒牛図屏風」 六曲一双 長沢芦雪 江戸時代 18世紀
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個人蔵の作品で初公開です。
白い象と黒い牛の対比で、象には黒いカラスが止まり、牛の横には白い子犬が
座っています。
象と牛は画面に一杯に広がって、迫力とユーモアがあります。
同じ図柄の屏風はプライスコレクションなど他にもあり、評判だったようです。

「岩上群猿図屏風」 ニ曲一隻 森狙仙 江戸時代 18~19世紀
雪松img389 (5)

猿の絵を得意とした森狙仙(1748-1821)の作品です。
崖の上の5匹の日本猿や蔦が写実的に描かれています。
崖は墨を流して表しています。

「秋草に兎図襖」(部分) 酒井抱一 江戸時代 19世紀
雪松img389 (6)

一面に斜めに貼ったヘギ板の線の起こす風に、ススキ、クズ、
サルトリイバラが揺らいでいます。
空には月がかかり、月から抜け出した白兎が駆け抜けていきます。
酒井抱一らしい、繊細で詩情に満ちた作品です。

「色絵鶏香合」 仁清作 江戸時代 17世紀
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小さく愛らしい香合で、羽根の色の具合が国宝、「色絵雉香炉」に似ています。
仁清は鶴や雉など、よく鳥を題材にしています。

「陶製象香炉 金襴手宝珠形火屋」 永樂和全 明治10年(1887)
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前の展覧会で美術館入口に飾られていた時の写真です。
永樂和全(1823~1896)は京焼の陶工、善五郎家の12代目です。

「色絵小鍛冶置物」 永樂妙全 大正~昭和時代
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別の展覧会で美術館入口に飾られていた時の写真です。
「小鍛冶」は能の演目で、刀匠の三条宗近が稲荷明神の援けを得て、
一条天皇に献納する名剣を鍛え上げるというもので、稲荷明神は
狐の冠を着けています。
永樂和全(1852~1927)は14代永樂得全の妻です。

 打ち奉る御剣の 刃は雲をを乱したれば 天のむら雲ともこれなれや 

「志野茶碗 銘 卯花墻(うのはながき)」 美濃大萱牟田洞窯
  桃山時代 16~17世紀 国宝

室町三井002

茶室の如庵に置かれています。
名は箱書きの片桐石州の書いた古歌に拠っています。

 山里の卯の花墻のなかつ道 雪踏み分けし心地こそすれ

展覧会のHPです。


次回の展覧会は「三井家のおひなさま」展です。
会期は2月9日(土)から4月7日(日)までです。

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【2019/01/01 14:04】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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