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「吉田謙吉と12坪の家-劇的空間の秘密-」展 京橋 LIXILギャラリー
京橋
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京橋のLIXIL:GINZA2階のLIXILギャラリーでは5月25日(土)まで、
「吉田謙吉と12坪の家-劇的空間の秘密-」展が開かれています。
場所は中央区京橋3-6-18で、水曜日は休館日です。

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舞台美術、映画美術、タイポグラフィ、考現学など様々な分野で活躍した吉田謙吉
(1897―1982)を紹介する展覧会です。

バラック装飾社
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バラック装飾社は1923年の関東大震災の後に建てられたバラック建築の装飾を
請負うため、今和次郎が中心となって集まったグループです。
吉田謙吉も参加し、日比谷公園内の開進食堂を担当しています。

文壇書家の書斎考現学
吉田健吉は1931年11月に読売新聞の連載で、文豪らの書斎を紹介しています。

川端康成
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謙吉は川端康成と親交があり、「伊豆の踊子」の初版の装幀を手掛けています。

大佛次郎
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吉屋信子
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「海戦」舞台模型 作:ラインハルト・ゲーリング 演出:土方与志
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ドイツの劇作家、ラインハルト・ゲーリングの1917年の戯曲を1924年に築地小劇場で
上演した際の舞台です。
謙吉は表現主義風の舞台装置を考え、自分自身、第7の水兵として出演したそうです。
関東大震災直後に建設された築地小劇場の最初の公演となっています。

謙吉は築地小劇場の公演のポスターのほとんどを手描きしています。
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「社会の敵」舞台模型 作:ヘンリック・イプセン 演出:土方与志
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イプセンの戯曲を1925年に築地小劇場で上演した際の舞台です。
経費を節約するため、丸太を組み合わせた構成にしましたが、
とび職の手を借りたため、あまり節約にはならなかったそうです。

「婦人と生活」 1949年4月号
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戦後、進駐軍が使用していたかまぼこ型簡易住居(クォンセット・ハット)を例に、
新しい住まい方を提案しています。

中原淳一(1913-1983)も戦後の厳しい住宅事情の中で暮らす少女のための
個室デザインを提案していたのを思い出します。

2013年に日本橋三越本店で開かれた、「生誕100周年記念 中原淳一展」の記事です。

12坪の家は1949年に自ら設計して麻布台に建てた自邸です。
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中にステージと観客席用のホールがあり、いろいろな催しが開かれたとのことで、
舞台美術家だった吉田謙吉らしい設計です。
12坪だったのは戦後すぐの1947年の臨時建築等制限規則により住宅建築の
床面積は12坪以下に制限されたことによるものです。
アメリカ風の芝生の庭もあるモダンな家です。

1953年の銀座の裏通りで考現学の資料採集中の吉田健吉
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メモ帳を手にしています。

吉田謙吉年譜
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吉田謙吉という人物の多彩な活躍を知ることの出来る、面白い展覧会です。

展覧会のHPです。

吉田謙吉も参加した「考現学」の創始者である今和次郎を紹介する、
「今和次郎 採集講義展」が2012年にパナソニック汐留ミュージアムで
開かれていました。

「今和次郎 採集講義展」の記事です。

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【2019/05/07 21:10】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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