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「松岡コレクション 元気な文様たち」展 白金台 松岡美術館
白金台
chariot

白金台の松岡美術館では、「松岡コレクション 元気な文様たち」展と
「館蔵日本画 伝統芸能と音色の響き」展が開かれています。
会期は6月1日(日)までです。

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なお、松岡美術館は6月2日から2021年10月4日まで、所蔵作品の修復調査、
設備点検のため、休館します。

文様や色彩が華やかな、明時代後期の五彩、青花の陶磁が展示されています。
五彩とは白磁や青花(染付)に赤・青・黄・緑・紫などの上絵付を施したものです。

「五彩 龍文 大壺」 景徳鎮窯 「大明嘉靖年製」銘 明時代 1522-1566年
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景徳鎮の官窯の作で、皇帝のみが使う五爪の龍が描かれ、麒麟のつまみが
付いています。
嘉靖帝は明の第12代皇帝です。

「青花 蓮唐草文 壺」 景徳鎮窯 「大明嘉靖年製」銘 明時代 1522-1566年
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明初のスタイルに倣った、端正で古典的な作風ですが、やがて濃密な作風に
変わっていきます・

「青花 龍鳳文 瓢形瓶」 景徳鎮窯 「大明嘉靖年製」銘 明時代 1522-1566年
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一対の瓶で、龍の五爪がはっきり見えます。

「青花 麒麟文 瓢形瓶」 景徳鎮窯 明時代 16世紀
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麒麟や仙人、寿の字も描かれた、目出度い図柄です。

「五彩金襴手 人物図 仙盞瓶」 景徳鎮窯 明時代 1522-1566年
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ペルシャの水指を模した、異国風の形です。
景徳鎮の民窯の作で、「富貴佳器」の銘があります。
金襴手は金箔を貼って焼き付ける技法です。

「五彩 双鳳文 大盤」 漳州窯 明時代末期 17世紀
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漳州窯は福建省南部の地方窯で、景徳鎮窯に倣った作風も見られ、
アジアやヨーロッパに輸出されています。
地方窯らしく、元気で大らかな描きぶりです。


展示室5・6の展示は「館蔵日本画 伝統芸能と音色の響き」です。

「保名」 鏑木清方 1934年
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4月14日までの展示でした。
「保名」は文政元年(1818)に江戸都座で三世尾上菊五郎が初演した歌舞伎舞踊で、
恋人を失った安倍保名が春の野をさまよいます。

「寿・三番叟」 上村松園 大正初期
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4月14日までの展示でした。
三番叟は新年などの祝いの席で、鈴や扇を手に舞います。

上村松園 「藤娘之図」 大正初期
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この季節らしく、大津絵風の藤娘の掛軸です。

「青山の琵琶」 羽石光志 1982年
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平経正は平清盛の甥で、琵琶の名手として知られ、仁和寺の覚性法親王より
琵琶の名器「青山」を賜っています。
平家物語によれば、平家都落ちに際して、経正は仁和寺に駆け付け、「青山」を
返却しています。
平経正は一ノ谷の戦いで討ち死にしています。

「文楽八重垣考」 宮前秀樹 1988年
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長尾謙信の娘、八重垣姫は諏訪法性の兜に宿る白狐の霊力により、
恋人の武田勝頼の許へ駆け付けます。

「見はてぬ夢」 大森運夫 1988年
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古代オリエント美術を展示する展示室1では「古代エジプトの女性と女神」という
テーマで、小さな像が展示されています。

「バステト像」 末期王朝時代 前664-前332年頃
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バステトは猫の頭を持ち、多産、豊穣、音楽を司る女神です。

「葬送用女性マスク」 ローマ属州時代 2世紀頃
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ミイラの頭にかぶせる石膏のマスクで、写実的なローマ文化に拠っています。
ローマでは火葬が行なわれ、ミイラは作られません。

展覧会のHPです。


休館中はディエゴ・ジャコメッティの「猫の給仕頭」ともしばらくお別れです。

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【2019/05/01 20:06】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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