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「漢字展ー4000年の旅」 駒込 東洋文庫ミュージアム
駒込・千石
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駒込の東洋文庫ミュージアムでは「漢字展ー4000年の旅」が開かれています。
会期は9月23日(月・祝)までです。

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漢字クイズもあります。
何という文字でしょうか。
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「甲骨卜辞片」 紀元前14世紀~前11世紀
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殷時代には表面に占う内容を彫った亀の甲や動物の骨を焼き、ひび割れの形で占い、
裏面にその結果を彫っています。
その時に使われたのが甲骨文字で、漢字の始まりとされています。

「三才図会」 1607年成立
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明の王圻(おうき)と息子が編纂した一種の百科事典で、人物編の最初には
漢字を発明したとされる蒼頡(そうけつ)が収録されています。
蒼頡は鳥や獣の足跡からその動物を特定できることに気付き、
漢字を思い付いたとされています。
その鋭い観察力を表すため、目が四つある人物として描かれています。

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「史記 秦本紀」 司馬遷撰 紀元前97年 平安時代の書写 国宝
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漢文訓読のための「ヲコト点」や読み仮名、送り仮名が書き込まれています。
史記は平安時代の貴族にとって教養の源となっていました。

「文選(もんぜん)」 昭明太子編 6世紀前半成立 1131-62年(宋代)刊
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中国南北朝時代、南朝梁の昭明太子の編纂した詩文集です。
令和の典拠となった万葉集の文言は文選の「仲春令月、時和し気清らかなり」という
一文から採ったとも言われています。
枕草子にも「文は(白氏)文集、文選」と書かれています。

「科挙の答案(殿試策)」 金榜 清時代 1772年
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官吏の登用試験である科挙の最終試験で首席(状元)となった金榜
(きんぼう、1735 - 1801)の答案です。
立派な筆跡で、筆跡の良し悪しは選考に影響することもあったようです。
金榜は後に学者となっています。

「万葉集」 8世紀後半成立 江戸時代の書写
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右ページの最後の行に「令和」の文字が見えます。

「節用集」 1590年刊 安土桃山時代
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室町時代に成立した国語辞典で、イロハ順に並び、さらに部門別に並んでいます。
イの部では、伊勢、伊賀、伊豆、因幡、和泉、出雲、石見、伊予、壱岐が揃っています。

「解体新書」 杉田玄白、前野良沢等訳 小田野直武画 初版1774年刊
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オランダ語の医学書、「ターヘル・アナトミア」を苦労して翻訳した話は有名です。
ここで、「神経」「軟骨」「動脈」などの訳語が造られています。

他にもいろいろな文献、資料があって、見ていて興味が尽きません。

展覧会のHPです。


次回の展覧会は「北斎展」です。
会期は10月3日(木)から1月13日(月・祝)までです。

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【2019/08/31 17:04】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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