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「正倉院宝物を伝える―復元模造の製作事業と保存継承」展 大手町 宮内庁三の丸尚蔵館
大手町
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大手町の宮内庁三の丸尚蔵館では「正倉院宝物を伝える―復元模造の製作事業と
保存継承」展が開かれています。
会期は9月1日(日)まで、休館日は毎週月曜日・金曜日、入館は無料です。
8月4日までの前期と8月10日からの後期でかなりの展示替えがありますので、
展覧会のHPでご確認下さい。

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宮内庁の所管する正倉院の宝物の復元模造事業を紹介する展示です。

「螺鈿紫檀五絃琵琶」 
 2011~18年 木地:坂本曲齋(三代)、象嵌:新田紀雲、加飾:北村昭斎・松浦直子

正倉院img990 (6)

前期の展示です。
頭部が真っ直ぐに伸びている、インド起源の五絃琵琶で、唐から伝来し、古代の品で
現存するのは正倉院所蔵の1品のみとのことです。
紫檀の木地に夜光貝の螺鈿や玳瑁(たいまい)で豪華な見事な装飾が施されています。
弦には上皇后陛下の飼育されている日本在来種の蚕、小石丸の糸が使われています。
木地の木材の歪みの補正などのため、制作には8年も要しているとのことです。

フタコブラクダの背に敷物を掛けて乗った人物が琵琶を奏でています。
よく見るとこちらは頭部が直角に折れた、イラン起源の四弦琵琶です。

正倉院img990 (2)


「紅牙撥鏤尺(こうげばちるのしゃく)」 1978年 吉田文之制作
正倉院img990 (3)

正倉院img990 (5) 正倉院img990 (4)

前期の展示です。
長さ約30㎝、儀礼用の物差しと思われます。
象牙を紅く染め、撥鏤という技法で鳳凰、おしどり、宝相華文などがこの上なく
繊細に彫られています

「螺鈿箱」 1976~77、78年 
 素地:川北良造、髹漆・加飾:北村大通、嚫:高田義男

正倉院img990 (7)

前期の展示です。
紺玉帯(こんぎょくのおび)という、ラピスラズリの板で飾った革ベルトを納める箱でした。
桧の黒漆塗りで、螺鈿や水晶で装飾されています。
内側には経錦(たてにしき)が張ってあります。

「赤地唐花文錦」 2002年 ㈱川島織物制作
正倉院img990 (8)

前期の展示です。
唐花文(宝相華文)が織られた錦で、原品は仏堂を飾る幡(ばん)の頭部に使うため、
三角形に切ってあります。
模造に当たっては、糸は小石丸の糸を使い、皇居内に自生する日本茜で染めています。

「磁鼓」 1987年 加藤卓男制作
正倉院img990 (10)

全期間展示です。
緑・黄・白の釉薬を施した陶製の鼓の胴で、唐三彩に似た趣きがあります。
くびれた胴の鼓は唐楽で用いる細腰鼓の一種で、インド発祥とのことです。
大阪府の交野、岐阜県の五斗蒔、信楽の土を混ぜて制作しています。

展覧会のHPです。


次回の展覧会は「大礼―慶祝の形」(仮称)です。
会期は9月21日(土)から12月22日(日)までです。

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【2019/07/27 18:41】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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