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端午の節句
端午の節句
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5月5日は端午の節句ということで、五月飾りに関係する作品や写真を集めてみました。

以前、本郷の和菓子店、「三原堂」で撮った五月人形です。

五月人形


「赤糸威大鎧(梅鶯飾)」 鎌倉時代・13世紀 春日大社 国宝
春日0_1

堂々とした大鎧で、精巧な金具には梅、鶯、蝶が彫られ、
兜には獅子噛みの鍬形が付けられています。

「坂田怪童丸」 歌川国芳 1836年頃 
国009

坂田金時の幼少時代、つまり金太郎さんです。
熊の代わりに鯉と相撲を取っています。
金太郎の赤はいかにも強そうで、滝の水しぶきも効果的です。
鯉は滝を登ると龍になるといわれ、この絵も出世を祈る吉祥図になっています。

「金太郎遊行図」 小杉放菴 1942年 泉屋博古館分館 
小杉004

大きな絵で、おとぎ話の金太郎が斧を担ぎ、嬉しそうな顔で、熊にまたがっています。
お孫さんをモデルにしていて、小杉放菴は金太郎の絵を好んで描いています。

「鐘馗図」 葛飾北斎 寛政5~6年(1793~94) 島根県立美術館
北斎img473 (14)

初期の名である春朗の落款のある現存唯一の作品です。
赤い鐘馗が鬼を掴んで退治していて、上から覆いかぶさってくる姿に迫力があります。

小石川後楽園の菖蒲田です。
現在は休園しています。
コピー0119

「白地流水に菖蒲蝶燕模様衣裳」 苧麻 18-19世紀 那覇市歴史博物館 国宝
紅006

琉球紅型で同じ模様が上下2段になっています。
流水、花菖蒲、蝶、燕をあしらった、季節感あふれる鮮やかなデザインです。
燕だけは左右対称にせず、端から端へ飛んでいるのを連続写真にしたかのように
見せるという、面白い工夫をしてます。

「色入菖蒲図花瓶」 初代宮川香山 1897~1912年頃
ア004

初代宮川香山(1842-1916)は横浜眞葛焼の創始者で、横浜に窯を開いて
輸出用の陶磁器を制作し、海外で高い評価を得ています。
絵付けした下絵に透明な釉薬を上掛けし、高温で焼成する、釉下彩による作品で、
宮川香山の後期の技法です。
濃密な草花の表現にはアール・ヌーヴォーの影響がみられるとのことです。

「五月」 牛島憲之 1938年 府中市美術館
牛島img427 (1)

貝殻を焼いて石灰を作る貝焼場の情景で、以前は貝の多く採れる海岸にあったそうです。
明るい五月の空に煙と鯉のぼりが上がっていますが、風が無いので煙は真っ直ぐ上がり、
鯉のぼりは垂れています。
まだ、特有の柔らかな色彩の点描にはなっていませんが、形への関心を見せていて、
後の牛島憲之らしさが表れ、シュルレアリスムの気配も感じます。

加山又造 「薫風」 制作年不明 東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館
パステルimg576 (1)

クレパス画で、版画の彫った線のように細い描線です。

東大病院前の鯉のぼりです。
鯉IMG_0022

「名所江戸百景 水道橋駿河台」 安政4年(1857) 歌川広重
浮003

端午の節句の情景で、土手の辺りが現在の水道橋駅です。
奥は武家屋敷のある番町で、武家では鍾馗を描いた旗と吹き流しを上げています。
町人は、龍に変わるという出世魚の鯉を上げています。
細かい鱗の表現は彫師の腕を見せています。
遠くに残雪の富士山も見えて、季節感にあふれた作品です。

  江戸っ子は五月の鯉の吹き流し 口先ばかりではらわたはなし

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【2020/05/03 20:35】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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