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私の「伊藤若冲展」 その1
伊藤若冲
chariot

今まで私の観た伊藤若冲の作品を集めて、私の「伊藤若冲展」を開いてみました。
2回に分け、今回はその1です。

伊藤若冲(1716-1800)は京都の青物問屋の長男に生まれますが、絵を描くことを好み、
早くに隠居して画業に専念しています。
特に鶏を描くのに巧みで、多くの作品を遺しているので、先ず鶏の絵などを集めてみます。

「雪中雄鶏図」 伊藤若冲 細見美術館
細010

伊藤若冲の最初期の作品で、雄鶏は写実的に描かれています。
竹が節ごとに折れ曲がっているところや、尾を高く上げた姿など、
すでに若冲の個性が表れています。

「梔子雄鶏図」 伊藤若冲 個人蔵
奇想img555 (3)

こちらも初期の作で、最近発見された作品です。
雄鶏が落ちたクチナシの花をつついています。

「雪梅雄鶏図」 伊藤若冲 建仁寺両足院
建007

白と赤の対比が鮮やかです。
両足院は建仁寺の塔頭で、多くの書籍・美術品を所蔵しています。

「紫陽花双鶏図」 伊藤若冲 米国、エツコ&ジョー・プライスコレクション
奇想img555 (4)

つがいの鶏です。
紫陽花の葉や花も濃密に描かれた力作です。

「仙人掌群鶏図襖」 伊藤若冲 大阪、西福寺
名作img278 (3)

金箔地の襖に、仙人掌(サボテン)と一緒に、雄や雌、ヒヨコなど、
さまざまな柄と姿の鶏がにぎやかに描かれています。
いろいろな形の取り合わせの面白さを狙っています。

「松梅群鶏図屏風」 伊藤若冲 東京国立博物館
はIMG_0154

はIMG_0152

勢いのある筆で力強く描き出しています。
石灯籠は点描で表されています。

「群鶏図」伊藤若冲 寛政7年(1795)頃 山種美術館
左隻
若005

六曲一双の屏風、十二面に雄々しい姿の鶏を貼ってあります。
まるで旗指物を立てた鎧武者のようです。

「鶏図押絵貼屏風」 伊藤若冲  寛政9年(1797) 細見美術館
左隻 
名作img278 (9)

六曲一双の屏風で、尾羽を立てた元気の良い雄鶏がずらりと並び、
どれも勢いのある筆捌きで、活き活きとして、力にあふれています。

右隻(部分)
細009

首と尾を立てた雄鶏と、足元で丸くなった雌鳥の対比が面白く描かれています。

「海棠目白図」 伊藤若冲 泉屋博古館
吉002

部分
吉003

シデコブシと海棠(カイドウ)が描かれ、海棠にはメジロが目白押しに並んでいます。
コブシは木蓮の仲間で、白木蓮は玉蘭と呼ばれ、海棠の棠は堂に通じ、
これに富貴を表す牡丹を合わせると玉堂富貴という目出度い言葉となります。
一羽だけ、背を向けて離れて止まっているメジロが微笑ましくもあります。

「松梅孤鶴図」 伊藤若冲 東京国立博物館
はIMG_0094

京都の大雲院に伝わる、陳伯冲の「松上双鶴図」を基にしているということですが、
斬新な造形はさすが若冲です。

鶏以外を題材にした作品については次回の記事にします。

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【2020/05/17 22:52】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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