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私の動物園
動物
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先日は鳥を描いた作品を集めたので、今度は動物を題材にした立体作品を
集めてみました。

「鼠短檠(ねずみたんけい)」 江戸時代 18~19世紀 根津美術館
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鼠短檠は灯明の一種で、鼠と灯明皿はパイプでつながっており、灯明皿の油が減ると
パイプに空気が入り、その空気圧で鼠の口から体内に貯めてある油が滴り落ちる
仕掛けになっています。

「五大明王像(大威徳明王)」 平安時代・10世紀 醍醐寺 重要文化財
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大威徳明王を乗せている水牛がとても可愛く作られているのも見所です。
水牛はヒンドゥー教の死の神、ヤマ神を表し、ヤマは閻魔大王ともなります。
通常は大威徳に調伏されて座っていますが、立っている姿は珍しいとのことです。
五大明王像はどれも手足が細長く、直線的な造形です。

「虎卣(こゆう)」 商後期 前11世紀 泉屋博古館
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虎が後足と尾で立って、人を抱えた形をしています。
邪鬼を食べているのか人を守護しているのか、その意味は不明とのことです。
虎の他にも蛇、鹿、龍などや饕餮(とうてつ)文などが鋳出してあります。
卣は先祖に捧げる酒を容れる弦付きの壺です。
饕餮は何でも食ってしまう怪物で、魔除けとされ、よく青銅器の文様になっています。

「染付双兎図大皿」 伊万里 江戸時代・19世紀 東京国立博物館

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一面の水葵の中にレリーフで兎を浮き出させるという、豪華なお皿です。
愛嬌のある表情をしています。

高石重義 「竜自在」 江戸時代後期・18~19世紀 ボストン美術館
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形を自由に変えられる自在置物で、戦国の世が終り、仕事の減った甲冑師が
考え出した工芸品です。
伸ばすと2mはありそうで、自在置物としては最大級です。

「セルペンティ」ブレスレットウォッチ
 ゴールド、エナメル、ダイヤモンド 1970年頃 ブルガリ・ローマ本社

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蛇は脱皮するので、古代から若さや永遠のシンボルとなっています。

三彩馬 唐時代 出光美術館
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脚が長く、いかにも速そうな馬です。
鞍に掛けた毛織物や飾りの杏葉などに藍釉が掛けてあります。

「双羊尊」 おそらく湖南省 前13~11世紀 大英博物館
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2頭の羊が対称形に背中合わせになった、珍しい形の尊(酒を入れる祭器)で、
大英博物館と根津美術館の2点しかないそうです。
全身が鱗のような模様で覆われ、口を開け、力強い表情をしていて、
羊ですが顎ひげを付けています。

「色絵猿置物」 仁阿弥道八 江戸時代・19世紀 個人蔵
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腕をかかえ、横眼遣いで口を結んだ表情がいかにも可愛いらしく出来ています。
釉薬は使わず、全身に細い毛を彫ってあります。

「矮鶏置物」 高村光雲 明治22年(1889)
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日本美術協会美術博覧会に雄のチャボが出展され、宮内省買上げとなりましたが、
宮内省から雄1羽だけでは淋しいので雌も作ってほしいとの依頼があり、
雌雄のつがいになったそうです。
雄のチャボは片脚を上げ、尾羽を立てています。

「緑釉犬」 中国 後漢時代・2~3世紀 東京国立博物館
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番犬が頑張っています。

猪形土製品 青森県弘前市 十腰内2遺跡 
 縄文時代(後期)・前2000~前1000年 青森・弘前市立博物館

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写実的な猪で、鼻はとがり、背中の毛は逆立ち、しっぽも立っていて、
蹄も表現されています。

「灰陶豚」 中国 前漢時代・前2~前1世紀 東京国立博物館
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豚は猪を家畜化したものですが、漢代には飼育が一般化していたそうです。
巻いた尻尾も可愛く出来ています。

「麒麟」 土屋仁応 2013年
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高さ75㎝あり、たてがみや天衣を風に靡かせて立っています。

「貴婦人と一角獣」の内、「視覚」 1500年頃 フランス国立クリュニー中世美術館
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6枚のタピスリーの内の1枚で、貴婦人は座って鏡を持ち、一角獣は前脚を
貴婦人の膝に乗せて嬉しそうに自分の顔を映しています。
鏡に映る自分の姿を自分と認識出来るのはチンパンジーやオランウータン、
イルカ、ゾウなどに限られるそうなので、一角獣の知能はかなり高いようです。

「春日神鹿御正体」 南北朝時代・14世紀 
 京都・細見美術館 重要文化財

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鹿は春日大社の神鹿として崇められます。
鞍には神の依り代の榊と円鏡を付け、円鏡には神仏習合思想による
春日神の5体の本地仏が線彫りされています。

 「G-proportion」 安藤泉 2013年
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丸の内仲通りに置かれていたシマウマの彫刻で、銀箔の縞模様が際立ちます。
東京メトロのCMの丸の内編でもこの作品が登場していました。

「白釉山羊手焙」 仁阿弥道八 江戸時代・19世紀 正伝永源院
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毛並やひげを線彫りで表して白い釉薬を駆け、角や蹄は紫色を加えています。
優しい顔をしていて、鳴き声まで聞こえそうです。
正伝永源院は建仁寺の塔頭の一つです。

緑釉駱駝人物 隋時代 出光美術館
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隊商のリーダーがまさに出発しようとして、ラクダが立ち上がる瞬間を捉えています。
ラクダの背には大きなブーツや水筒にする偏壷などが載っています。

「染付洗象図大皿」 伊万里 江戸時代・19世紀 東京国立博物館 
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明や清の時代に行なわれていた、旧暦6月に宮廷で飼っている象を洗う行事を
絵にしたものです。
8人がかりで、梯子をかけたり、ブラシを使ったりして、象を洗っています。
とても楽しい状景で、中国の製品の絵柄を借りたものでしょう。

「御伽白犀」 中村弘峰
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実はシロサイもクロサイも体の色は灰色です。

「シロクマ」 オットー・ヤール マイセン窯 1903 - 1923年頃
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同じ型の大小のシロクマです。
ふさふさとした毛並みが上手く表現されています。

「くまモン」
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丸の内仲通りのベンチに居た、ラグビーボールを持ったくまモンです。
ラグビーワールドカップ2019の開催地の一つが熊本県ということで、
熊本県職員のくまモンも広報活動を行なっていたものです。

「Animal 2016-01B」 三沢厚彦 2018年
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丸の内仲通りに居た、黄金の目をした白いライオンで、小さな男の子が見て
泣き出していましたが、同じ年頃の女の子は平気で触っていました。

「壁撞き」 蔡國強 狼のレプリカ99体、ガラス 2006年 ドイツ銀行
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99頭の狼が波のうねりのように連なって跳び上がり、見えない壁に当たって崩れ、
再び波に戻ります。
99という数字は道教における、永遠の循環を表す数字とのことです。

「ふりむく猫」 大塚茂吉 2019年
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大塚さんは東京藝術大学日本画科卒業後、イタリアでテラコッタを学んでいます。
しなやかで、神秘さのある猫です。

「狸置物」 大島如雲 明治~昭和時代 銅 鋳造 高18.0cm 宋培安氏蔵
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何ともとぼけた姿の狸です。
大島如雲(1858-1940)は江戸生まれの鋳金家で、蝋型鋳造を行なっています。

「カワウソ」 マックス・エッサー マイセン窯 1927年 個人蔵
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1937年のパリ万博でグランプリを獲得したモデルで、釉薬を掛けていない炻器です。
立ちあがって振り返った瞬間を渦巻状の形で表し、毛並みの手触りまで
見事に再現しています。

「流水蝙蝠角盆」 柴田是真
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大和絵風の水の流れに、2匹のコウモリです。
花柄のコウモリという、奇抜なデザインです。

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【2020/05/12 19:18】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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