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国立新美術館 「第73回 新制作展」 2
乃木坂
chariot

「第73回 新制作展 1」の続きです。

石井礼子 「私の周囲(ちょっとだけ眠い時間)」

新0088

新0093

5人の家族と、10数匹の猫が室内に平和に雑居しています。
石井礼子は、白地に黒の描線だけで、子供など身近なものを、
ごちゃごちゃと細かく描き込んで、元気な画面を作っています。

大山和子 「この街の、ぼく」

新0125

四角い家々のつくるリズムが面白く、色彩も穏やかです。
右側の緑の公園がアクセントになっています。

金森宰司  「ライフ(バカンス)」

新0071

テーブルでお茶を楽しむ人、海辺で寛ぐ人、ゴルフをする人などが、
大きな丸を中心にまとまっています。
色彩も薄塗りで、さわやかです。
金森宰司は、頭が小さく、丸々とした人物を、童話的な雰囲気で描きます。

佐藤泰生 「海と少女」

新0063

江ノ島でしょうか、遠くに富士山が見えます。
カモメ、ウミガメ、タコもいます。
大づかみな描き方で、少ない色数を効果的に使い、伸び伸びとしています。
海の中の大きな渦は波でしょうか。

田澤茂 「魑魅魍魎」

新0074

新0077

真っ赤な画面の百鬼夜行図です。
道具も野菜も化けて、都大路を練り歩きます。
画面の上の図形は、大きな怪物の顔のようにも見えます。
私は百鬼夜行図が好きなので、こういう絵は観ていて飽きません。

高堀正俊 「7月のアトリエ」

新0111

壁に立てかけた鏡に写る像を見ている、という構図です。
鏡の錯覚を使って画面に奥行きを見せ、空間的にも面白い構成です。
テンペラ技法が使われているとのことで、対象の質感も上手く
表されています。

田村研一 「ぼくらの宇宙タクシー」

新0094

子供の運転する、屋根にロケットを付けたタクシーが、裏町の路地で
交通事故を起こしてしまいました。
トランクからは宇宙人も這い出しています。
リアルに描き出すことで、実際にはありえない世界を、いかにも
ありそうに見せています。
現実を象徴する筈のお母さんが、非現実の世界の中で怒って
いることで、絵を面白くしています。

曲渕洋子 「二人」

新0155

二人の女性と紫陽花の花です。
青を基調にした、装飾的な画面で、緑と赤を効果的に使っています。

矢吹幸子 「港・夕景」

新0132

鈍い金色に光る海辺の広場です。
フェンスや子供たちの影の向きが違っている、不思議な空間です。
夕暮れ時に感じる、懐かしさがあります。

新制作協会のHPです。


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【2009/09/27 14:06】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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