猫アリーナ

古今集


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さつきまつ花橘のかをかげば昔の人の袖のかぞする 

                         よみ人しらず
 
五月を待っていた橘の花の香りをかぐと、昔恋した人の袖に
焚きしめられていた香りがして、懐かしい気持になる。

古今集夏歌139番の歌です。
とても有名な歌で、古今集を代表する歌の一つです。

さつきまつ はなたちばなの かをかげば

上の句はア音が並んで、高い調子で詠い上げます。

聞く人は皆、その高い調子と、橘の清々しい香りに引き寄せられ、
下の句がどうなるのか期待して待ちます。
昔の人の袖のかぞする、と聞いて我に返り、自らの昔を思い出して、
うなづきます。  

「待つ」と「昔」という、未来と過去の時間も詠み入れています。

大らかでありながら巧みさもある、いかにも古今調の歌だと思います。

5月20日追記
橘と同じ柑橘類の仲間で、近くの神社で見つけた夏みかんの花です。
高い所に咲いているので、花は落ちているのしか撮れませんでした。

夏みかんの花




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コメントコメント

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こんばんは。
私のブログにもお越し下さっていたそうで
ありがとうございます。

このア段の音というのは、その中でもやはりアが続くというのは、日本人の好みなんでしょうね。
私もそれに習って今のハンドルネームにしたのでした。
「田中沙良」とか「浜田綾香」でも良かったかも知れません(笑)

阿笠 香奈 | URL | 2008年05月12日(Mon)23:24 [EDIT]


コメント有難うございます。

阿笠さんはアガサ・クリスティのファンなのかしらと思っていました。
確かにア段で揃えてありますね。

アの音には謳い上げる心地良さがあります。
名歌といわれる歌は音にも気を配っていることが分ります。

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猫アリーナ | URL | 2008年05月13日(Tue)00:37 [EDIT]