橘
さつきまつ花橘のかをかげば昔の人の袖のかぞする
よみ人しらず
五月を待っていた橘の花の香りをかぐと、昔恋した人の袖に
焚きしめられていた香りがして、懐かしい気持になる。
古今集夏歌139番の歌です。
とても有名な歌で、古今集を代表する歌の一つです。
さつきまつ はなたちばなの かをかげば
上の句はア音が並んで、高い調子で詠い上げます。
聞く人は皆、その高い調子と、橘の清々しい香りに引き寄せられ、
下の句がどうなるのか期待して待ちます。
昔の人の袖のかぞする、と聞いて我に返り、自らの昔を思い出して、
うなづきます。
「待つ」と「昔」という、未来と過去の時間も詠み入れています。
大らかでありながら巧みさもある、いかにも古今調の歌だと思います。
5月20日追記
橘と同じ柑橘類の仲間で、近くの神社で見つけた夏みかんの花です。
高い所に咲いているので、花は落ちているのしか撮れませんでした。

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さつきまつ花橘のかをかげば昔の人の袖のかぞする
よみ人しらず
五月を待っていた橘の花の香りをかぐと、昔恋した人の袖に
焚きしめられていた香りがして、懐かしい気持になる。
古今集夏歌139番の歌です。
とても有名な歌で、古今集を代表する歌の一つです。
さつきまつ はなたちばなの かをかげば
上の句はア音が並んで、高い調子で詠い上げます。
聞く人は皆、その高い調子と、橘の清々しい香りに引き寄せられ、
下の句がどうなるのか期待して待ちます。
昔の人の袖のかぞする、と聞いて我に返り、自らの昔を思い出して、
うなづきます。
「待つ」と「昔」という、未来と過去の時間も詠み入れています。
大らかでありながら巧みさもある、いかにも古今調の歌だと思います。
5月20日追記
橘と同じ柑橘類の仲間で、近くの神社で見つけた夏みかんの花です。
高い所に咲いているので、花は落ちているのしか撮れませんでした。











