上野
5月18日に東京国立博物館の平常展に行ったら、
渡辺崋山の描いた肖像画が展示されていました。

「鷹見泉石像」で、国宝に指定されています。
鷹見泉石は幕末の下総古河藩(茨城県古河市)の家老で、
大塩平八郎の乱の鎮圧にも当たっています。
蘭学者でもあり、渡辺崋山と親交がありました。
美術の教科書にも載っている有名な絵ですが、実物を見るのは
今回が初めてです。
記念のための肖像らしく、烏帽子を被った礼装姿で描かれています。
特徴的なのは顔の描写で、徹底的に写実にこだわっています。
絵具の濃淡で顔に立体感を出そうと努めており、目や唇の表現は
生々しい程です。
衣服の表現が伝統的な手法であっさりしているのと対称的で、
極めて特異な印象を受けます。
西洋画の影響があるのでしょうが、伝統に囚われず、どこまでも
写実を追及する迫力があります。
渡辺崋山は蛮社の獄事件によって幕府保守派に弾圧されてしまいますが、
この絵を見ていると、幕末からやがて明治維新へと突き進んでいく時代の
熱気というものを感じます。
東京国立博物館のHPに鷹見泉石像の画像が載っています。
http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=B07&processId=02&colid=A9972
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5月18日に東京国立博物館の平常展に行ったら、
渡辺崋山の描いた肖像画が展示されていました。

「鷹見泉石像」で、国宝に指定されています。
鷹見泉石は幕末の下総古河藩(茨城県古河市)の家老で、
大塩平八郎の乱の鎮圧にも当たっています。
蘭学者でもあり、渡辺崋山と親交がありました。
美術の教科書にも載っている有名な絵ですが、実物を見るのは
今回が初めてです。
記念のための肖像らしく、烏帽子を被った礼装姿で描かれています。
特徴的なのは顔の描写で、徹底的に写実にこだわっています。
絵具の濃淡で顔に立体感を出そうと努めており、目や唇の表現は
生々しい程です。
衣服の表現が伝統的な手法であっさりしているのと対称的で、
極めて特異な印象を受けます。
西洋画の影響があるのでしょうが、伝統に囚われず、どこまでも
写実を追及する迫力があります。
渡辺崋山は蛮社の獄事件によって幕府保守派に弾圧されてしまいますが、
この絵を見ていると、幕末からやがて明治維新へと突き進んでいく時代の
熱気というものを感じます。
東京国立博物館のHPに鷹見泉石像の画像が載っています。
http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=B07&processId=02&colid=A9972











