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「春の粧い~佐藤美術館20周年記念展~」 千駄ヶ谷 佐藤美術館
千駄ヶ谷
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千駄ヶ谷の佐藤美術館では、「春の粧い~佐藤美術館20周年記念展~」が
開かれています。
会期は2月27日(日)までです。

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新宿御苑の近くにある小さな美術館で、所蔵作品は1990年に大阪で開かれた、
「国際・花と緑の博覧会」の「花と緑・日本画美術館」に展示されていた
現代日本画家50人の作品を中心に構成されています。

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3階、4階、5階と上がって観ていきます。
小倉遊亀、東山魁夷、加山又造など日本を代表する日本画家18人による、
花にちなんだ作品27点が展示されています。

上村松篁 「桃春」
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桃の花にイカルがとまっています。
緑色の芽も見えます。

稗田一穂 「残照」
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海辺の岩場の桜は花を着け、海面は夕日に輝いています。
稗田一穂さん独特の幻想的な世界です。

後藤純男 「古刹麗春」
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奈良の法輪寺を元にした景色のようです。
背景の山の重なりに奥行きを感じます。
後藤純男さんは古寺の風景をよく描いています。

中島千波 「御車返の桜」
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京都の常照皇寺にある桜の古木です。
御水尾天皇が美しさを愛で、乗っていた牛車を返させたという故事によって
名が付いています。
風格のある捩れたような太い幹を真中に据え、花を全面に並べています。

藤井聡子 「映翠」
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苗の伸びた水田に畝の景色が映っています。
縦と横の線が交差しています。

5階は会議室で、藤井聡子さんの作品8点が展示されています。
6点は草花と和歌の短冊を組合わせた縦長の作品です。

 「秋の譜-萩図-」 古今和歌集 巻四 秋歌上 藤原俊行
 
  秋きぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる

 「秋の譜-夕顔図-」 源氏物語 「夕顔」より

  心あてにそれかとぞ見る白露の光そえたる夕顔の花

 「冬の譜-花八手図-」 古今和歌集 巻十九 雑体 清原深養父

  冬ながら春のとなりの近ければ中垣よりぞ花はちりくる

 「冬の譜-南天図-」 古今和歌集 巻六 冬歌 春道列樹

  昨日といひ今日とくらしてあすか河流れて早き月日なりけり

 「春の譜-水仙梅花図-」 古今和歌集 巻二十 大歌所御歌 よみひとしらず

  新しきとしの始めにかくしこそ千年をかねてたのしきを積め

 「春の譜-椿図-」 万葉集 巻一 春日蔵首老

  川上のつらつら椿つらつらに見れども飽かず巨勢の春野を


規模は小さいですが、春に先駆けてゆっくりと花を満喫できる展覧会でした。


展覧会のHPです。

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【2011/02/20 07:35】 美術館・博物館 | トラックバック(1) | コメント(0) |
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blog_name=【弐代目・青い日記帳 】 ♥   「春の粧い」
 
佐藤美術館で開催中の 「春の粧い~佐藤美術館20周年記念展~」に行って来ました。 毎年数は少ないながらも見逃せない展覧会を開催している佐藤美術館(東京都新宿区大京町31-10)今年初めの企画展は20周年記念として所蔵する作品の中から「新春」「花」をテーマ
【2011/02/25 21:36】

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