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「博物館でお花見を」 東京国立博物館 2011/4
上野
chariot

上野の東京国立博物館では4月17日(日)まで、「博物館でお花見を」が開かれ、
桜にちなんだ作品が数多く展示されています。

東花001

4月2日(土)に行ってきました。
現在は本館と平成館のみ開館しています。

「扇面法華経冊子」 平安時代 12世紀 国宝
花0088

下絵に男女の姿が描かれ、金銀箔をあしらった上品な装飾が施されています。
桜にちなんでいる訳ではありませんが、あでやかなので載せました。

「花下遊楽図」 六曲一双(左隻) 狩野長信
   安土桃山~江戸時代 17世紀 国宝

花下遊楽図001

東花003

この展覧会の一番の呼び物で、毎年春になると対面できます。
解説によれば、刀を差して踊っているのは女性とのことです。
駕籠の脇で居眠りしている従者も描き込まれています。
桜が大きく描かれているのは右隻ですが、残念なことに真中の2面は
関東大震災で失われています。

「十二ヶ月花鳥図屏風」 六曲一双 狩野永敬 江戸時代 17世紀
(右隻)
花0121

(左隻)
花0124

藤原定家の詠んだ「詠花鳥和歌各十二首」を元に描かれています。
右隻には柳、桜、松と藤などがまとまり良く描かれています。
狩野永敬は京狩野家の絵師です。

「吉野山図」 六曲一双(左隻) 渡辺始興 江戸時代 18世紀
東花004

琳派風の装飾的で、華やかな作品です。
色彩が穏やかで、山の連なりにリズム感があります。
渡辺始興は狩野派や尾形光琳に学んでいます。

「桜に若草図」 尾形乾山 江戸時代 18世紀
東花006

桜、たんぽぽ、蕨、土筆など春の草花が描かれています。
室町時代の公家、三条西実隆の歌が添えられています。

  見るたひのけふにまさしと思ひこし 花は幾世のさかりなるらん

「振袖 染分縮緬地枝垂桜菊短冊模様」 江戸時代 18世紀
花0131

友禅染で、上に桜、下に菊を描き、一部刺繍も施されています。
春秋ともに着られるように考えてあるそうです。

「小袖 藍綸子地枝垂桜青海波模様」 江戸時代 18世紀
花0133

友禅染で、上に枝垂桜、下に青海波を大胆にあしらっています。
上と下で模様の異なるのは、帯の幅が広くなった江戸時代後期からの
傾向とのことです。

「色絵桜樹図透鉢」 仁阿弥道八 江戸時代 19世紀
花0140

尾形乾山風の作風で、満開の桜が器の内外に描かれ、とても華やかです。
透しも入った凝った作りです。

「瓢形酒入」 船田一琴 江戸時代 天保14年(1843年)
花0114

銅を素材として、桜は金鍍金されています。
刀装金具の技術による彫金作品です。

「桜文兵庫鎖太刀」(太刀 銘 備前国友成の拵) 金具 北川北仙 
  江戸時代 19世紀

花0103

幕末の水戸藩主徳川斉昭の太刀です。
柄にも鞘にも一面に桜の花と和歌の彫り込まれた豪華な拵です。

  盛りなる花はちるともかくはしき かほりはとをくつたへさらめや

時代の気分の表れた歌です。

「名所江戸百景・上野清水堂不忍池」 歌川広重 江戸時代 19世紀
東花005

清水観音堂から見た不忍池の景色です。
浮世絵もたくさん展示されています。


本館北側の庭園もこの期間、開放されます。
東花002


本館裏の池です。
庭0155

庭0192

庭0194


オオシマザクラ、エドヒガンザクラ、ショウフクジザクラなど、さまざまの
桜が咲いています。
庭0168


春草廬(しゅんそうろ)です。
庭0197

河村瑞賢が淀川の改修工事の時に建てた休憩所です。

転合庵です。
庭0154

庭0153

小堀遠州が桂宮から賜った茶入「於大名」を披露するために京都伏見に
建てた茶室です。
この日はお茶会が開かれていました。

六窓庵です。
庭0157

慶安年間に金森宗和によって奈良興福寺の慈眼院に建てられた茶室です。

徳川綱吉が奈良の法隆寺に奉納した銅製の五重塔です。
庭0200

高さ570cmあり、相輪には龍が絡み付いています。

カフェも出張してきています。
庭0170


あんこクロワッサン240円とコーヒー350円で、即席の野点を楽しむ
ことにします。
庭0171

クロワッサンは温めてあります。
歩き回った後の甘い物と熱いコーヒーは格別です。

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【2011/04/09 05:48】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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