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「自家焙煎珈琲 みじんこ」 湯島 2014/10
御茶ノ水・湯島
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湯島の「自家焙煎珈琲 みじんこ」でランチです。
場所は文京区湯島2-9-10です。

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小さいですがすっきりとお洒落な雰囲気のお店で、オープン時間の11時のすぐ後に
行きましたが、次々お客さんが入ってきました。

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自家製キーマカレーサンド550円
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自家製スモークチキンサンド600円
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どちらもポテトサラダ付きです。
自家製というだけあってどちらも美味しいサンドイッチです。

グアテマラ550円
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すっきりとした酸味です。

こちらはコーヒーもフードもきっちりとして美味しく、気持ちの良いお店です。

この前、「みじんこ」に行った時の記事です。

近くの神田明神に寄りました。

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神馬の御幸(みゆき)号、愛称明(あかり)ちゃんです。
平成22年、信州佐久高原生まれの女の子で、とても小さな
おとなしい子です。

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【2014/10/11 20:35】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「フェルディナント・ホドラー展」 国立西洋美術館
上野
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上野の国立西洋美術館では、「フェルディナント・ホドラー展」が開かれています。
会期は2015年1月12日(月・祝)までです。

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日本・スイス国交樹立150周年を記念しての展覧会で、スイスの象徴主義の画家、
フェルディナント・ホドラー(1853 – 1918)の作品、約100点が展示されています。

ホドラーはベルンの貧しい家庭に6人兄弟の長男として生まれますが、若くして
父母兄弟のすべてを結核などの病気で失っています。

「アハシュエロス(永遠のユダヤ人)」 1886年 
 ヴィンタートゥール、オスカー・ラインハルト美術館アム・シュタットガルテン

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初期の作品で、あるユダヤ人が十字架を背負ってゴルゴタの丘に向かうイエスに
休息の場を求められたのを拒絶したため、最後の審判の日まで世界を放浪する
罰を受けた、という中世の伝説が題材です。
彷徨える放浪者というよりは、巡礼している求道者か哲学者のように見えます。
ホドラーの初期の人物画は内省的な雰囲気を持っており、象徴主義に通じるものがあります。

「オイリュトミー」 1895年 ベルン美術館
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白い衣をまとった5人の老人がうなだれて落葉の上を歩いていて、これは死への道である
ことが分かります。
しかし、オイリュトミーとはギリシャ語由来の言葉で、「良いリズム」という意味とのことです。
ホドラーは後年、死があるからこそ生は躍動し、それぞれが異なるリズムを持つ、
と述べています。
題名からも死を積極的に解釈しようとする姿勢が読み取れます。

1889年に描かれた、有名な「夜」ではホドラー自身と思われる男の上に、死を象徴する
不気味な黒い物がのしかかり、男は恐怖におののいています。
この作品では白い衣によって死も浄化されているように見え、「夜」で描かれているのが
若者たちであるのに対して、こちらは老人で、老いの後に来る自然の摂理として
死を捉えているようです。
ホドラーの特徴である、同じ形態を繰り返し並べてリズムを生み出すパラレリズム
(平行主義)がはっきり表れた画面になっています。

「感情 III」 1905年 ベルン州
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「オイリュトミー」とは対照的に、芥子の花の咲く野を4人の女性が青い衣をまとって
歩いています。
皆、向こうを向き、表情は分かりませんが、手の所作はそれぞれ異なります。
ホドラーは、人の感情は動作で表現され、それは女性によく現れると考えていたようだ
とのことです。
左から2人目の衣は青とピンクの面白い重なりをつくっています。

「昼 III」 1900/10年頃 ルツェルン美術館
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3人の女性が向かい合い、それぞれの手が何かの所作をしています。
左右対称で、波打つ女性の髪、背景や布の表現など、とても装飾的で、
また仏像の三尊像を思い出します。
題名からすると、中央の女性は太陽、左右は午前と午後のようでもあり、
曲線の背景は地球のようにも見えます。

このような明快な色彩、簡潔な形態で構成される装飾的な画面は壁画に向いていて、
ホドラーは壁画を得意としたシャヴァンヌからも学び、いくつもの壁画を手掛けています。

『「無限へのまなざし」の単独像習作』 1913-1915年
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ホドラーはチューリヒ美術館の階段壁面の壁画を依頼され、没年の1918年に
完成させています。
完成作は青い衣装を着けた5人の女性像で、少しずつ異なったポーズで並んで立っていて、
そこにリズムを感じさせるようになっています。


ホドラーはスイス各地の風景をよく描いています。
こちらも左右対称を意識した画面構成が特徴の作品が多く、また平行線が強く
意識されています。いです。

「シェーブルから見たレマン湖」 1905年頃 ジュネーブ美術・歴史博物館
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左右対称だけでなく、湖面に雲が映って上下対称の構図になっています。

「トゥーン湖とニーセン山」 1910年 個人蔵
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こちらも左右対称の構図で、山の形が湖に映っています。
ホドラーの風景画は雲や水面を使って、画面を再構成しています。

「白鳥のいるレマン湖とモンブラン」 1918年 ジュネーブ美術・歴史博物館
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最晩年の作品で、健康状態が悪化して外出の難しくなったホドラーはジュネーブの
自宅の窓から見える景色を描いています。
はるか遠くに見えるフランスのモンブランを中心に置き、レマン湖には白鳥を1列に並べています。

絵葉書にもこの白鳥が並んでいます。
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「ミューレンから見たユングフラウ山」 1911年 ベルン美術館
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ミューレンはスイスの山村で、東南にユングフラウが見えます。
作品では北壁の残雪も描き出しています。
望遠鏡や双眼鏡を使い、山岳写真も参考にしていたそうですが、山塊は平面を組み上げた
ような形をしています。

「木を伐る人」 1910年 ベルン モビリアール美術コレクション
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1911年から1958年まで流通していた50スイスフランに使われた絵柄の原画です。
この人は左利きのようですが、紙幣の絵柄より原画の方が斧を振りかぶった姿に
力強さがあります。
スイスは現在もユーロ圏に入っておらず、スイスフランが流通しています。
ホドラーは生涯スイスで制作を続け、国民的人気を得る画家となっています。

「ヴァランティーヌ・ゴデ=ダレルの肖像(パリジェンヌ II)」 1909年 ベルン美術館
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ヴァランティーヌ・ゴデ=ダレルはホドラーと20歳年の違う恋人で、ホドラーは彼女を
モデルにした作品も多く描いています。
ホドラーと会った翌年で、幸せそうな顔で振り向いています。

「バラの中の死したヴァランティーヌ・ゴデ=ダレル」
 1915年 チューリヒ、コーニンクス財団

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ヴァランティーヌはガンに侵され、1915年に亡くなっていますが、ホドラーは病床の彼女を
スケッチし、亡くなった翌日にはその遺骸を油彩で描き遺しています。
痩せこけた顔や手足も偽らずに描いていますが、背景は明るいピンクに塗られ、
紅いバラも浮かんでいます。

ふと、香月泰男がシベリア抑留の体験を描いた作品を思い出しました。
1947年に描いた「埋葬」はシベリアシリーズの最初の作で、墓穴に埋葬されようとする
兵士が描かれていますが、全体に暖かい色調で、その後の黒々と沈んだ色調とは
かなり違います。
暖色を用いたのは、死者を荘厳(しょうごん)しようという気持ちの表れでしょうか。
ホドラーの絵にも似たものを感じます。

「バラのある自画像」 1914年 シャフハウゼン万聖教会博物館
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晩年の自画像で、眉を吊り上げてこちらを見ています。
色彩は明るく、背景のバラが華やかさを増しています。


日頃はあまり観る機会の無かったホドラーの初期から晩年の作品をまとめて
観ることが出来ました。
とりわけ、壁画のモニュメンタルな画面にふさわしい、劇的で装飾的な画風を
面白いと思いました。

展覧会のHPです。


国立新美術館で12月25日(月)まで開かれている、「チューリヒ美術館展」にも
ホドラーの作品6点が展示されています。

「チューリヒ美術館展」の記事です。


【2014/10/10 20:18】 美術館・博物館 | トラックバック(2) | コメント(0) |
予告 「ジョルジョ・デ・キリコ―変遷と回帰」展 パナソニック 汐留ミュージアム
汐留・新橋
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新橋のパナソニック 汐留ミュージアムでは、「ジョルジョ・デ・キリコ―変遷と回帰」展が、
2014年10月25日(土)から12月26日(金)まで開かれます。
休館日は水曜日ですが、12月の水曜日は開館します。

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シュルレアリスムに大きな影響を与えた、イタリアの画家、ジョルジョ・デ・キリコ
(1888-1978)の初期から最晩年までの作品、約100点が展示されます。
パリ市立近代美術館に寄贈された未亡人イザベッラの旧蔵品が中心で、
約80%が日本初公開とのことです。
デ・キリコは画風を大きく変えたり、晩年には元の画風に戻ったりしているので、
副題も「変遷と回帰」となっています。

展覧会のHPです。


【2014/10/10 19:32】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「藪伊豆総本店」 日本橋
日本橋
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「藪伊豆総本店」は首都高速都心環状線の室町ランプの近くにあります。
場所は中央区日本橋3-15-7です。

立派な門構えがあります。

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以前は江戸時代から京橋にあったお店で、平成8年にこちらに移転しています。
3階まであって、3階は個室で、2階は椅子席と小上がりになっています。

休日の夜に行ったのですが、日本橋の中心から離れているのでお客さんも
少ないだろうと思っていたら、満席に近い賑わいでした。

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こんにゃくの味噌田楽540円です。

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辛口で美味しい味噌です。


穴子と野菜の天せいろ1600円です。

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蕎麦は二段重ねでたっぷりあります。
味は普通かなと思いました。

こちらは天せいろ1300円の天ぷらです。

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お店の方の応対もこなれている、老舗の蕎麦屋さんです。


【2014/10/09 19:46】 お店 | トラックバック(0) | コメント(2) |
「東山御物の美―足利将軍家の至宝―」展 三井記念美術館
三越前
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日本橋の三井記念美術館では特別展、「東山御物の美―足利将軍家の至宝―」が
開かれています。
会期は11月24日(月・振替休)まで、会期中、展示替えがあります。

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足利義満、義教、義政らの足利将軍家によって集められたコレクション、「東山御物
(ひがしやまごもつ)」を中心にした展示です。
多くが南宋・元時代の品で、唐物と呼ばれた舶来品が珍重されたことが分かります。

「君台観左右帳記(くんだいかんそうちょうき)」 室町時代 15世紀 国立歴史民俗博物館
足利将軍家における唐絵の品評や会所(主客の集う場)の飾付の方式、調度や茶道具の
位付けを記した書物です。
8代義政に仕えた同朋衆の能阿弥が記し、孫の相阿弥が一巻にまとめたとされていますが、
多くの異本があります。

「青磁輪花碗 銘 馬蝗絆」 南宋時代 13世紀 
 東京国立博物館 重要文化財
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平重盛の所持と伝えられる品ですが、制作の時代はもっと新しいようです。
足利義政の所有となったときにひび割れが生じたので、明に送って代わりの品を
求めたところ、今ではこのような品は作れないとのことで、鎹(かすがい)を打って
修理してきたとの言い伝えがあります。
その鎹を大きな蝗(いなご)に見立てた命銘です。
ごく薄手の茶碗で、澄み切った青色をしており、優美な逸品です。

「油滴天目」 南宋時代 12-13世紀 建窯 大阪市立東洋陶磁美術館 国宝
東002

くっきりとした茶碗の内と外一面に油滴のような細かい模様が
浮き出ています。
光を当てられた油滴は口縁に施された金の覆輪と共に、落着いた色合いで
きらめいています。
この品は豊臣秀次が所持し、西本願寺、北三井家、若狭酒井家と伝来しています。
君台観左右帳記では油滴天目は曜変天目に次ぐものとされています。

「玳皮盞(たいひさん) 鸞天目」 南宋時代 13世紀 三井記念美術館 重要文化財
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玳皮盞とは天目茶碗の一種で、外側にタイマイの甲羅(べっ甲)のような
模様の出ている物を言います。
この茶碗は見込に二羽の尾長鳥と蝶、底に梅花が描かれ、鸞天目(らんてんもく)
とも呼ばれています。
見込の細かい地模様の華やかな茶碗です。
君台観左右帳記にも玳皮盞についての記載があります。
小堀遠州の所持していた品で、堀田相模守、朽木家、赤星家、益田栄作、室町三井家
と続いています。

「唐物肩衝茶入 銘 遅桜」 南宋時代 13世紀 三井記念美術館
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高さ9cm弱で、肩衝茶入の特徴のきりっとした端正な姿をしています。
肩衝とは肩の部分が水平に張っていることをいいます。
足利義政の所蔵で、同じく義政の所蔵の「初花」より遅れて日本に渡来し、
義政によって命名されています。
金華集に載っている藤原盛房の歌に依った銘です。

  夏山の青葉まじりのおそ桜初花よりもめずらしきかな

伝来は、義政、篠原宗久、藤堂高虎、蒲生忠郷、徳川将軍家、松平忠明、
徳川将軍家、松平徳松、徳川将軍家、徳川宗家、室町三井家と続き、
三井記念美術館にたどり着いています。

「春日山蒔絵硯箱」 室町時代 15世紀 根津美術館 重要文化財
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足利義政愛用の硯箱の一つです。
鳴く鹿に秋草を配し、銀の満月には薄がかかっています。
雅びで繊細な作品で、義政の洗練された好みを伝え、古今集の壬生忠岑の歌に依っています。

  山里は秋こそことにわびしけれ鹿の鳴く音に目をさましつつ

鹿、山、秋、月などから春日山が連想され、作品名にもなったそうです。

「鶉図」 伝 李安忠筆 南宋時代 12-13世紀 根津美術館 国宝
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11月4日(火)からの展示です。

ウズラの歩くところが細密に描かれています。
右脚を上げている瞬間が捉えられていて、眼は鋭く、張りのある姿です。
赤い実を付けているのはクコの木ということで、木の葉の虫食いまで
描かれています。
6代将軍足利義教の所蔵を示す「雑華室印」が捺されています。

「漁村夕照図」 牧谿筆 南宋時代 13世紀  根津美術館 国宝
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11月18日(火)からの展示です。
10月19日までは根津美術館の、「名画を切り、名器を継ぐ 美術にみる愛蔵のかたち」に
展示されています。
牧谿の描いた「瀟湘八景」の中の一つで、元は一続きの巻物を3代将軍足利義満が
座敷飾りのために切断したと考えられています。
水気の多い江南の風景を薄墨で淡く表していて、山々の連なりにはリズムがあります。
画面右の木立には長く夕陽が差していて、夕暮れの一ときの印象を描き出しています。

「六祖破経図」 伝 梁楷筆 南宋時代 13世紀 三井記念美術館
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六祖図とは中国禅宗で達磨を初祖として六番目の慧能(えのう)(638-713)を描いた
図像をいいます。
この絵では慧能が経典を破り捨てています。
禅宗では書かれた経典に頼らないという、不立文字(ふりゅうもんじ)の教義があり、
それを表しています。
慧能は歯をむいて嬉々としてお経を破っていますが、慧能の伝記にはこのような話は
無いそうです。

梁楷は南宋宮廷画院の画家の中で、日本で最も高く評価されている一人で、
山水や人物を得意としており、描き方は「精妙之筆」と、「草々」とした「減筆」の2種類ある
とされています。
この絵は「減筆」の方ですが、手足の動きや表情が活き活きとしています。

足利義満の「道有」印があり、足利将軍家、豊臣秀吉、西本願寺、松平不昧、
新町三井家と伝来しています。

「布袋図」 梁楷筆・大川普済賛 南宋時代 13世紀 香雪美術館
10月19日(日)までの展示です。
踊り布袋とも呼ばれる作品で、頭陀袋を括り付けた杖を担いだ布袋が両手を伸ばし、
笑いながら踊るようにして歩いています。
こちらも大らかな動きで、手先の表現も巧みです。

「紅白芙蓉図」 李迪筆 南宋時代 慶元3(1197)年 東京国立博物館 国宝
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10月13日(月・祝)までの展示です。
一日のうちに白から紅に色の変わる酔芙蓉を描いています。
ふっくらとした花弁、淡い紅の色付き、濃淡のある葉の色など、繊細優美な描き振りです。
李迪(りてき)は南宋宮廷画院の画家で、花鳥画を得意としています。

「宮女図」 伝 銭選筆 元時代 13-14世紀 個人蔵 国宝
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10月19日(日)までの展示です。
6代将軍足利義教の邸宅にあったとされています。
唐の時代に宮廷の女性が男装することが流行していて、その流れを汲む
美人画とのことです。
私も解説を読むまでは、男性の姿なのになぜ「宮女図」なのだろうと
不思議に思っていました。
自分の指先を見つめる、女性らしい何気ない動作を上手く捉えた、
品の良い作品です。
銭選は宋末元初の人で、南宋の滅亡のため仕官をしておらず、
文人画家として有名です。

「梅花小禽図」 伝 馬麟筆 南宋時代 13世紀 五島美術館 重要文化財
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梅の枝に止まる小鳥を描いていて、並んで展示されている、同じく伝馬麟筆の
重要文化財、「梅花双雀図」(東京国立博物館蔵)と共に足利義教の「雑華室印」が
捺されています。
元は大きな画面だったものが、小さく切断されたのではないかとされています。

「鴨図」 伝 徽宗筆 南宋時代 12-13世紀 五島美術館
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北宋の徽宗皇帝筆とされる作品で、首を廻して羽繕いする鴨を描いています。
徽宗(1082-1135)は芸術を好み、絵に巧みで「猫図」や「桃鳩図」で有名ですが、
北方の金との戦いに敗れ、捕えられて、異郷で没しています。

徽宗筆とされる国宝、「桃鳩図」は11月18日(火)からの展示です。


東山御物に代表される足利将軍家の価値観は、美しく希少な唐物を第一としていて、
後の桃山時代以降の茶の湯の文化とは趣が異なるそうです。
たしかに侘び茶の流行する前の時代です。
また、今日まで伝来している東山御物の多くは絵画で、茶道具などの調度品は
少ないとのことです。

今回の展覧会では特に天目茶碗の優品や、李迪や梁楷など南宋の画家の作品を
まとめて観ることが出来ました。

展覧会のHPです。


三井記念美術館の次回の展覧会は、『雪と月と花 ~国宝「雪松図」と季節の草花~』です。
会期は12月11日(木)から2015年1月24日(土)までです。


【2014/10/08 19:57】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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Author:chariot
東京のビルの多い街で暮らしています。

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