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「宗像大社国宝展―神の島・沖ノ島と大社の神宝」 出光美術館
日比谷・有楽町
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日比谷の出光美術館では、「宗像大社国宝展―神の島・沖ノ島と大社の神宝」が開かれています。
会期は10月13日(月・祝)までです。

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玄界灘に面した福岡県宗像(むなかた)市の辺津宮(へつぐう)、沖合の大島の
中津宮(なかつぐう)、朝鮮半島との中間にある沖ノ島の沖津宮(おきつぐう)には
三人の女神が祀られ、この三宮を合わせて宗像大社と呼んでいます。

特に沖津宮の奉納品は朝鮮、中国、さらにペルシャの品を含み、沖ノ島は海の正倉院とも
呼ばれています。

展覧会では古代の奉納品から中世の文書資料、江戸時代の福岡藩の奉献品まで、
宗像大社の歴史を示す資料が展示されています。

4世紀後半の高句麗の南下によりヤマト王権は百済との通交を開始し、それに伴い
玄界灘に勢力を持つ宗像族とその信仰の重要性が増してきたそうです。

沖ノ島では社殿を建てて神を祀る以前の、巨岩や巨木を祀っていた時代の祭祀の跡が
残っていて、23か所の大規模祭祀場があります。
そこには4世紀から9世紀にかけての奉納品、約8万点が置かれていて、現在は一括して
国宝に指定されています。

祭祀場は時代が経つに連れ、岩上→岩陰→半岩陰・半露天→露天と様式が変化しています。
岩陰段階までの奉納品は本土の古墳の副葬品と同じ内容だそうです。

「鳥文縁方格規矩鏡」 古墳時代・4~5世紀 国宝
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径27.1㎝の大きな鏡で、中国の鏡を模して国内で作られた鏡としては最上級品とのことです。

「金銅製棘葉形杏葉」 古墳時代・6~7世紀 国宝
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馬具とともに付ける飾り板です。
馬具は100点以上出土しており、新羅系の馬具が中心とのことです。

「金製指輪」 朝鮮・新羅時代 国宝
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花弁をあしらった精巧な細工の施された指輪です。
日本にはこのような指輪や金属の冠の文化は根付きませんでした。

7世紀後半以降の半岩陰・半露天時代からは東魏や唐などの影響がみられ、
外交政策が中国寄りになってきていることを示しています。
 
「金銅製龍頭」 東魏時代・6世紀 国宝
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竿の先に付けて天蓋や幡を吊り下げた金具で、今も金色に輝いています。


「金銅製高機(たかばた)」 伝沖ノ島出土 奈良~平安時代・8~9世紀 国宝
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長さ48㎝のとても精巧なミニチュアで、実際に機織り出来るそうです。
機織の技術は大陸・朝鮮から伝来しており、海の交通路にふさわしい
奉納品です。

9世紀末の遣唐使廃止により国家祭祀の時代は終わり、祭祀の主体は
本土の辺津宮に移っています。

「富寿神宝」 奈良~平安時代 国宝
日本で古代に発行された皇朝十二銭の一つで、嵯峨天皇の弘仁9年(818)に
発行されています。
この時期までは沖ノ島での祭祀が行われていたことを示しています。

鎌倉時代の資料としては鎌倉幕府が宗像大社に発給した関東下知状などがあります。

「石造狛犬 一対」 南宋時代・建仁元年(1201)奉納 重要文化財
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高さ40㎝の獅子で、阿形は子獅子を抱え、吽形は毬を持っています。
南宋に注文した品とのことで、保存が良く、新品のようです。

宗像大社の社僧だった色定法師(1158-1242)の資料も展示されています。
色定法師は栄西禅師の弟で、南宋の木版一切経の書写を思い立ち、29歳で始め、
70歳で完成させています。
一人で書写したことから一筆一切経と呼ばれ、4300巻余りが現存しています。
妙法蓮華経巻一、大般若波羅密多経巻一など5巻が展示されています。

面白いのは、玄界灘で船が難破した場合、船体や積み荷は寄物(よせもの)といって、
宗像大社が処分権を持ち、社殿の造営や修理の費用に充ててよいという慣習が
戦国時代まで続いていたということです。


江戸時代の奉納品としては、福岡藩第三代黒田光之の三十六歌仙図扁額や剣、
第十代黒田斉清奉納の太刀が展示されています。

特別出品として、昭和時代に伊勢神宮に奉納された神宝も何点か展示されています。


4世紀以来の長い間、朝鮮半島や大陸との通交を見守ってきた宗像大社の歴史を
知ることの出来る、とても興味深い展覧会です。

展覧会のHPです。


次回の展覧会は「仁清・乾山と京の工芸―風雅のうつわ」展です。
会期は10月25日(土)から12月21日(日)までです。


【2014/08/25 20:22】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「Italian Bar LA VIOLA(ラ ヴィオラ)」 銀座 三笠会館本店
銀座
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「Italian Bar LA VIOLA(ラ ヴィオラ)」は銀座の三笠会館本店の1階にあります。
場所は中央区銀座5-5-17です。

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入口側にスタンディングがあり、奥にサロン席があります。
サロン席は40席で全席禁煙、ダークブラウンの店内の天井は低く、照明を落としてあって、
落着いた雰囲気です。

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赤いシェードが席からも見えます。

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ランチの限定20食のピアットウニコ、ミネストローネ、カフェ付1600円です。

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右下の野菜にはヒョウタンが添えられています。

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こちらはスペシャルインドカレー、サラダ、カフェ付1500円です。

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骨付き鶏肉と砂肝が入っていて、あまり辛くはなく、濃厚な味でとても美味しいです。
ライスは粒が立っていて艶があり、ライスだけでも美味しいです。
お皿には三笠会館のマークの鹿の絵が描いてあります。

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コーヒーは昔ながらの酸味のある味です。

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歴史のある三笠会館らしい、安定感のあるお店です。


【2014/08/24 19:23】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「みやじまゆういち・中沢梓 日本画二人展」 丸善丸の内本店
東京
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丸の内オアゾ内の丸善丸の内本店4階ギャラリーAでは、「みやじまゆういち・中沢梓
日本画二人展」が開かれています。
会期は8月26日(火)までです。

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みやじまゆういちさん(1982~)は金沢市出身で、2007年に金沢美術工芸大学
美術工芸科を卒業しています。

洋風の絵本のような情景をくっきりとして温かみのある日本画によって描いています。

上:「十一のいたずら」 絵巻物
郷土玩具の十二支が並んでいますが、先頭の鼠だけはリアルです。
赤べこと張り子の虎が睨み合っています。


中沢梓さん(1984~)は東京都出身で、2009年に女子美術大学大学院日本画専攻
を終了しています。

伝統的な日本画の画風で、馬や舞妓などを描いています。
特に馬が好きなようで、旭将軍(木曽義仲)や笠懸など騎馬武者を題材にしています。
疾駆する馬を後ろから描いた絵では後半身を長く、前を短くして、躍動感を出しています。

下:「おどらにゃそんそん」 絵巻物
初期浮世絵の雰囲気の作品で、馬も踊っています。


【2014/08/23 19:58】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「五嶋稔 作品展」 丸善丸の内本店
東京
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丸の内オアゾ内の丸善丸の内本店4階ギャラリーBでは、「五嶋稔 作品展」が開かれています。
会期は8月26日(火)までです。

五嶋稔さんはおもにグワッシュを使って、みずみずしい色彩と勢いのある線描による
作品を描いています。

「旅立ち」
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下描きはせず、外国旅行のときの印象などを基にして描いているそうで、人物や風景の
イメージが自由に組み合わされ、重ねた線描きが活き活きとしています。


【2014/08/23 19:55】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「東京ロビー 丸の内店」 2014/8
東京
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JPタワーの中の「KITTE」の1階にあるカフェ、「東京ロビー 丸の内店」でのランチです。
場所は千代田区丸の内2-7-2です。

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UCCのお店で、美味しいコーヒーもあるので、ときどき利用しています。
オープンした頃に比べ、最近はお客さんがかなり増えてきたようで、
休日の午後はほぼ満席になります。
店員さんも忙しそうにしています。

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ランチのメニューです。

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エッグベネディクトセット1200円です。

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フライパンに入っていて、しっかりした味で食べ応えがあります。

こちらはチーズオムレツセット1200円です。

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味は良いのですが、オムレツの中のチーズがよく伸びてなかなか切れないので、
ちょっと食べにくいです。


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以前、「東京ロビー」に行ったときの記事です。


【2014/08/22 20:26】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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東京のビルの多い街で暮らしています。

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