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「デンマーク・ザ・ロイヤルカフェテラス」 京橋
京橋
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京橋の「デンマーク・ザ・ロイヤルカフェテラス」に、また行ってきました。
今年、2013年4月に東京スクエアガーデンに合わせてオープンしたお店で
場所は中央区京橋三丁目1番です。

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豚肉と野菜の角切りソテーのランチセット1000円です。
「20食限定」の言葉に惹かれて、注文しました。

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デニッシュはほんのり甘く、なかなか結構なランチです。
お皿はやはりロイヤルコペンハーゲンです。

明るく清潔な雰囲気のお店でのランチタイムでした。

5月に「デンマーク・ザ・ロイヤルカフェテラス」に行ったときの記事です。


【2013/11/26 23:42】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
平等院鳳凰堂平成修理記念、「天上の舞 飛天の美」展 サントリー美術館
六本木・乃木坂
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六本木のサントリー美術館では、平等院鳳凰堂平成修理記念、
「天上の舞 飛天の美」展が開かれています。
会期は2014年1月13日(月・祝)まで、休館日は火曜日です。
12月16日までの前期と18日からの後期で一部展示替えがあります。

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現在修理中の宇治平等院鳳凰堂は来年、2014年に落慶を迎えます。
これを記念して、国宝、雲中供養菩薩像や国宝、阿弥陀如来坐像光背飛天などを
公開するものです。
併せて、空中で舞う天人である飛天のさまざまな姿を展示する展覧会です。


『仏伝浮彫「マーラの誘惑・降魔成道・初転法輪」』 
 ガンダーラ 2~3世紀 龍谷大学

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マーラは魔神で、釈迦の禅定を阻むため美しい娘を送って誘惑しますが、
釈迦は惑わされせん。
この場面の上の部分に、空に浮かんで天衣に包んだ花を散らしている
飛天を彫り出しています。

「飛天伽鳥八花鏡」 唐 8世紀 五島美術館 重要文化財
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西域から中国に飛んできた飛天は神仙思想と融合し、長い天衣を
なびかせた姿になります。
飛天と人頭鳥身の迦陵頻伽(かりょうびんが)が表された鏡です。

「仏三尊塼仏(川原寺裏山出土)」 
 飛鳥時代 7世紀 奈良・明日香村教育委員会 重要文化財

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塼(せん)は浮き彫りを型取りして焼成した、レンガの一種です。
両脇侍の上に天衣をなびかせて飛天が舞っています。

「飛天(法隆寺天蓋付属)」 
 飛鳥時代 7世紀 奈良・法隆寺 重要文化財

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蓮華座に乗って琵琶を奏でる飛天で、空を舞う飛天とは異なる様式です。
天衣と植物文が合わさって、光背のような効果を生んでいます。

「紺紙金字一切経 大般若波羅蜜多経 巻第十四」 
 平安時代 12世紀 岩手・中尊寺大長寿院 国宝

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平泉の中尊寺に伝わる多くの経巻の一つで、中尊寺経と呼ばれ、
奥州藤原氏の栄華を偲ばせます。
大般若波羅蜜多経は三蔵法師玄奘がインドなどから唐に持ち帰り、
自ら指揮して漢訳した経典類です。
見返しに、二人の菩薩が舞っている姿が描かれています。

「阿弥陀二十五菩薩来迎図」 
 鎌倉時代 13~14世紀 福島県立博物館 重要文化財

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来迎図は臨終を迎えた人を阿弥陀如来が迎えに来る様子を描いたものです。
菩薩と一緒に飛天も舞い降りていて、地上には花が咲き、紅梅には
鶯が鳴いています。
絵の周囲には楽器と天衣が描かれていて、天上の奏楽を表し、
極楽浄土を現出しています。

「二十五菩薩および飛天像残欠」 
 平安時代 12世紀 岩手・二十五菩薩像保存委員会

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阿弥陀二十五菩薩と飛天を立体像としたもので、とても珍しい作例ということです。
中尊寺関連の諸仏と思われ、かなりの部分が失われています。
身をくねらせた飛天は残欠となってもなお空に舞っているようです。


平等院鳳凰堂からは本尊、阿弥陀如来坐像の光背飛天6躯すべてと、
壁面上部に掛けられている雲中供養菩薩像52躯のうち、14躯が飛来しています。

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「阿弥陀如来坐像光背飛天」 天喜元年(1053) 京都・平等院 国宝
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平安時代を代表する仏師、定朝(じょうちょう)の工房による制作です。
片膝を立て、腕を曲げて、顔をやや傾けた姿は軽やかでこの上なく優美繊細、
平安期の浄土教美術の頂点を見せてくれます。

「雲中供養菩薩像」 天喜元年(1053) 京都・平等院 国宝
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雲に乗って楽を奏したり、合掌するさまざまな菩薩が彫られています。
光背飛天とともに、優美極まりないお姿です。

「雲中供養菩薩像(南26)彩色想定復元模刻」
 村上清作 彩色:荒木かおり 截金:江里佐代子 
 装飾金具:藤川泰三 京都・平等院

雲中供養菩薩の1躯を創作時の状態を想定した復元模刻です。
シンバルのような楽器を奏する菩薩で、肌は白く、群青の青や緑青の緑で彩色し、
装飾には金箔を押し、天衣には截金(きりかね)を施した、鮮やかな像です。
平等院鳳凰堂も創建当時はまさに鳳凰が羽根を拡げたように華麗な姿だった
ことでしょう。

「雲中供養菩薩像」の模刻像の1躯に実際に触れることが出来ます。
この模刻像はオリジナルの代役として鳳凰堂に掛けられる予定なので、
触れれば結縁(けちえん)が叶うことになるでしょう。

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平等院の修理が終われば雲中供養菩薩や光背飛天は二度と間近に観ることは
出来ません。
何とも素晴らしい機会にめぐり合えたもので、今度の展覧会はとても貴重です。

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展覧会のHPです。





サントリー美術館の次回の展覧会は「IMARI/伊万里」展です。
会期は2014年 1月25日(土)から3月16日(日)までです。

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東京ミッドタウンのクリスマス飾りです。

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【2013/11/25 22:36】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「VILA MOURA(ヴィラモウラ)銀座本店」
銀座・日比谷
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「VILA MOURA(ヴィラモウラ)銀座本店」は泰明小学校の向かいのビルの
地下1階にあります。
場所は中央区銀座6-2-3です。

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ヴィラモウラはポルトガル南部の港町の名前です。
100席ほどの広いお店で、分煙式、店内はほの暗く、BGMにファド(Fado)が
流れています。

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ファドはポルトガルの民族歌謡で、Fadoとは運命という意味で、
英語のFateに当たります。
ファドのライブもあります。

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バルセロスのニワトリの楊枝入れです。
バルセロスは北部の町で、ニワトリがシンボルです。

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休日のランチはサラダ、スープ、パン、コーヒーが付きます。

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スープには卵、パンが入っていて、軽く香辛料の味がします。

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ランチには2人で行ったので、それぞれタラのグラタンと鶏のオーブン焼きを
注文しました。

タラとジャガイモのグラタン1600円はたっぷりあって、お腹がいっぱいになります。

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フランゴアサード(鶏のオーブン焼き)1400円です。

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コーヒーはおだやかな味です。

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お昼時はかなりのお客さんで賑わっていました。
気軽にポルトガル料理を楽しめるお店です。

猫のラベルの発泡ワイン、ガタオ・ヴィーニョ・ヴェルデは人気があるようです。

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【2013/11/24 22:07】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「ターナー展 ブロガーイベント with スペシャルトーク」 東京都美術館
上野
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上野の東京都美術館で11月20日に開かれた、「ターナー展 ブロガーイベント
with スペシャルトーク」に行ってきました。

「ターナー展」の会期は12月18日(水)までです。

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先ず、美術ジャーナリストの鈴木芳雄さん、アートディレクターの結城昌子さんの
トークショーを聴いた後、作品を鑑賞しました。
結城さんが朝日小学生新聞に連載している、「遊んでアーティスト」でも
ターナーの人気はとても高いそうです。
鈴木さんはターナー展のポスターのコピーを作った方で、コピーが出来上がるまでの
過程など、興味深い話を聴かせていただきました。

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写真は美術館の許可を得て撮影したものです。

「スピットヘッド:ポーツマス港に入る拿捕された二隻のデンマーク船」 
 油彩、カンヴァス 1808年ターナーの画廊に展示
 
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ナポレオン戦争(1803-1815)の時、フランスと友好関係にあった
デンマークのコペンハーゲンをイギリス海軍が攻撃し、軍艦を拿捕して
ポーツマスに寄港した時の光景で、ターナー自身が目撃しています。

デンマークの旗の上にイギリスの旗がひるがえり、船の帆は風に膨らみ、
海は波立っています。

「オレンジ公ウィリアム三世はオランダを発ち、荒れた海を越えて
1688年11月4日にトーベイ上陸」 油彩、カンヴァス 1832年発表

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オランダ総督のウィレム三世がイングランドに上陸して、叔父の
ジェームズ二世を追放して、イングランド王ウィリアム三世として
即位した、名誉革命と呼ばれる事件を描いています。

実際に上陸した日の海は穏やかだったそうですが、劇的な場面にするため、
海を風で波立たせています。
雲間から差す光が海面を照らす印象的な状景です。


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「ヴァティカンから望むローマ、ラ・フォルナリーナを伴って
回廊装飾のための絵を準備するラファエロ」
 油彩、カンヴァス 1820年ロイヤル・アカデミー展出品
 
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ラファエロがヴァティカン宮殿の回廊の装飾を依頼され、自分の作品を
並べて回廊を見上げながら構想を練っている様子を描いていて、
「小椅子の聖母」などが見えます。
ラ・フォルナリーナはラファエロの恋人とされる女性です。

作品はラファエロ没後300年を記念して、尊敬するラファエロを称揚すると共に、
自らも技を極めた巨匠であることを示そうとしているとのことで、ターナーの
心の中に描いた、理想のローマと云えます。

「レグルス」 油彩、カンヴァス 1828年発表、1837年加筆
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マルクス・アティリウス・レグルスは古代ローマの将軍で、カルタゴとの
戦いに敗れて捕虜となり、ローマとの和平交渉を命じられたものの
失敗したため、まぶたを切られて失明したと云われています。

クロード・ロランに倣った構図で、レグルスが最後に観たであろう、
輝く朝日を受けた港の、まばゆく活き活きとした光景を描いています。

「チャイルド・ハロルドの巡礼―イタリア」 
 油彩、カンヴァス 1832年ロイヤル・アカデミー展出品

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バイロンの長編詩、「チャイルド・ハロルドの巡礼」を基にした作品
とのことです。
広々として牧歌的な情景で、丘の上の古城や壊れた石橋には夕日が
当たっています。
こちらもクロード・ロラン風の絵で、ロマンチックでノスタルジーに
満ちた作品です。

一本松が大きく描かれていて、ターナーにとってもイタリア旅行で見た
松の印象が強かったのでしょう。
結城さんは、展覧会でどれか1点を持ち帰ってよいとしたらどれを選ぶか
考えながら観ることを奨めていましたが、私だったらこの絵を選びます。

『海の惨事(別名「難破した女囚船アンピトリテ号、
強風の中で見捨てられた女性と子どもたち」)』 油彩、カンヴァス 1835年頃?

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当時のイギリスでは囚人を遠いオーストラリアに追放していました。
女性の囚人とその子どもたちを乗せたアンピトリテ号が嵐で難破し、
ほとんどの人が犠牲になった事件を題材にしています。

テオドール・ジェリコーが1819年に発表した「メデューズ号の筏」を
参考にしたということで、嵐に翻弄される筏にしがみつく女性と
子どもを描いています。
渦を巻いて荒れ狂う嵐の描写がすさまじく、「メデューズ号の筏」が
人のドラマであるのに対して、こちらは海のドラマです。

「湖に沈む太陽」 油彩、カンヴァス 1840-45年頃
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晩年の作品は光や空気、そこから受ける感動そのものを表そうと
するようになります。
物体の形がはっきり見えなくなり、ほとんど抽象画に近くなってきます。
人に見せるためではなく、自分が描きたいから描いたといった絵です。

水彩画の小品も数多く展示されていて、どれもさらりと描かれ、
趣きがあります。

「ルツェルン湖とリギ山」 水彩、クレヨン、紙 1841-45年頃
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「黄昏時のプンタ・デッラ・ドガーナ(税関舎)とサンタ・マリア・
デッラ・サルーテ教会をホテル・エウロパより望む」 
 鉛筆、水彩、ペンとインク、紙 1840年

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ホテル・エウロパは今もヴェネツィアにあるホテルです。

「ドレスデン、テプリッツ、プラハ」 スケッチブック 鉛筆、紙 1835年
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ヨーロッパ旅行中にドレスデンで買ったスケッチブックです。
プラハの景観が気に入ったようで、多く描いています。

ターナー愛用の金属製絵具箱
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クロームイエロー、ウルトラマリン、ヴァーミリオンなどが入っています。
ターナーは特にクロームイエローを好んだそうです。
まだ、チューブ式絵具が開発されていないので、絵具の扱いも手間がかかりそうです。

パーティーでカップを手にしてくつろぐ、晩年のターナーの姿で、アルフレッド・
ドルセー伯爵の素描に基くリトグラフです。
美化して描かれたという若い頃の自画像とはかなり違って、小柄な老人です。

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売店には紅茶やスカーフなど、グッズもいろいろ揃っています。

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「ターナー展」には10月に行っているのですが、もう一度観ることが出来て、
改めてターナーの魅力をゆっくり味わいました。

「ターナー展」に行った時の記事です。


【2013/11/23 22:44】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(2) |
『「図変り」大皿の世界 伊万里染付の美』展 泉屋博古館分館
六本木1丁目
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六本木の泉屋博古館分館では特別展、『「図変り」大皿の世界 伊万里染付の美』展が
開かれています。
会期は12月8日(日)までです。

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江戸時代後期に料理を盛り付けるお皿も華やかになって、直径40cm以上の
大皿も数多く作られるようになります。
染付大皿は有田で焼かれ、伊万里の港から各地に出荷されています。
絵柄は動物、植物、幾何学模様、吉祥文などさまざまで、どれもデザイン感覚に
すぐれ、自由で伸び伸びとしています。

展覧会では伊万里の染付大皿、100点以上が展示されています。

「染付猿亀龍宮文大皿」
チラシの左側です。
直径65.5cmあって、展示されている中で一番大きいお皿で、口縁が丸く
反っている珍しい形です。
竜宮の乙姫が重い病いになり、治すには猿の生肝が必要だというので、
陸に上がれる亀が猿を騙して竜宮に連れて行くお話です。
重なる波の模様、蓑亀の甲羅の亀甲文、亀の見せる竜宮の景色が一つになった、
にぎやかなお皿です。
猿は狡猾ですから亀に騙されるはずもなく、この難を逃れています。

「染付跳鯉文大皿
チラシの右上です。
渦巻く波の中で鯉が元気いっぱいに身をよじり、ヒレやエラを翻して
跳ねています。
ウロコもびっしりと描き込まれ、とぼけた目をしていて、何か得意そうです。

「染付恵比寿大橋文大皿」
チラシの右下です。
青海波模様の海、橋、松、朝日を背景に、恵比寿が釣り上げた大きな鯛を両手に
掲げて喜び踊っています。
鯛の方は不本意そうな顔です。
松や橋は「住吉のえべっさん」で有名な住吉大社を表しているのでしょうか。

「染付枇杷双禽文大皿」
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豊穣の象徴の枇杷の上には鹿の子模様で埋めた霞がかかり、空は唐草模様に
なっています。
すっきりとして、鍋島焼のような雰囲気があります。

「染付一富士二鷹三茄子文輪花大皿」
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様式的な富士、中空の鷹、茄子を浮かべた波を取り合わせた目出度い図柄です。
海は芋を洗うならぬ、茄子を洗うような混みようです。
縁には扇面を並べています。

「染付牡丹格子目文輪花大皿」
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格子目から手前に満開の牡丹がはみ出してくる、立体的なデザインです。

「染付花籠文大皿」
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西洋画風の雰囲気のある花籠が描かれています。

「染付湯上り美人文大皿」
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浴衣の襟をくつろげた湯上り美人が鏡台の前に座り、庭には菊が咲いています。

「染付相撲取組文大皿」
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三代歌川豊国の浮世絵、「鬼面山不知火の取組」を使って、皿からはみ出しそうな
相撲取りを描き、口縁を土俵で囲んでいます。
土俵には金が埋まっているということで、ご愛嬌に小判まで描き加えてあります。

「染付白象文大皿」
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大きいことでは相撲取り以上の白象を白抜きで描き、見込みを濃く塗って象の姿を
強調しています。

「染付鶴丸文輪花大皿」
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紋所にも使われる鶴丸をあしらい、羽根の先を輪花になった口縁に合わせています。

「色絵水葵双兎文大皿」
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色絵も1点、展示されています。
水葵の中にレリーフで兎を浮き出させた、豪華で可愛いお皿です。
これとまったく同じ形の染付大皿を東京国立博物館が所蔵しています。

(参考)
「染付双兎図大皿」 伊万里 江戸時代 東京国立博物館
ト0120


「琴高仙人図」 吉村孝敬 天保6年(1835)
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琴高仙人は古代周時代の仙人で、ある時、弟子たちに龍の子に乗って帰ってくると
言い残して川に入り、約束の日に鯉に乗って現れます。
黄河の竜門の滝を登った鯉は龍になると言われているので、琴高仙人は確かに
龍の子に乗っていることになります。

吉村孝敬(よしむらこうけい:1769-1836)は京都の絵師で、丸山応挙の
弟子となり、応門十哲の一人に数えられています。

「鳴鶴図」 狩野養信
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狩野養信(かのうおさのぶ:1796-1846)は江戸狩野の絵師で、最晩年の弟子に
橋本雅邦、狩野芳崖がいます。

精力的に古画の模写を行なった人で、この絵も元末から明初の画家、
文正の「鳴鶴図」を狩野探幽が模写したものを更に模写したものと思われます。

他にも獅子、鳳凰、牛、日本地図、山姥金太郎、七福神、南蛮人、赤壁賦など、
どれも面白い図柄で、観ていて楽しくなります。
鑑賞用の画面ではなく、食器であることも絵付師が自由に描けた理由でしょう。


展覧会のHPです。

次回の展覧会は、特別展 「木島櫻谷 -京都日本画の俊英-」 です。

会期は2014年1月11日(土)から2月16日(日)です。


【2013/11/22 22:39】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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東京のビルの多い街で暮らしています。

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